障がいのある子どもがお金の使い方を学ぶ「お金で学ぶさんすう体験会」が2月29日、アットスクール草津本校(草津市大路)で開催される。
「お金で学ぶさんすう」は住山志津枝さんが開発した学習プログラムで、障がいがあり計算ができない子どもが将来生活していくためにお金の管理を学ぶ。発達障がいの子どもを持つ住山さんが「就労支援はたくさんあるのに、稼いだお金の使い方を教えてくれる所がない」と気付き、ファイナンシャルプランナーの資格を取得し、考案した。お金のやりくりの基本を、ランチメニューを考えることで学ぶ。
発達支援をする学習塾アットスクールの社長、鈴木正樹さんは「発達に凸凹を持つ子どもたちは、一生懸命努力してもなかなか身に付かないことがある。勉強ができることも大切だが、それ以上に『生活ができるようになる』ことが大切。このプログラムは学校算数ではなく、実生活で役に立つ生活算数の力を育む。算数は苦手でもお金のやりくりができる子どもが一人でも増えることを願って体験会を実施することにした」と話す。
住山さんは「計算はできなくてもお金は使える。生活力を身に付けながら『お金のやりくり』と『さんすう』の学び方を教える。食べ物を通してお金のやりくりを子どもたちに分かりやすく伝える暮らし密着型の講座。今日から生かせるお金の使い方を楽しく学んでほしい」と呼び掛ける。
開催時間は、小中学生=10時30分~12時、中高生=13時30分~15時。参加費は1,000円。親子参加も同額。申し込み方法はホームページで確認できる。