ウガンダ発のファッションブランド「RICCI EVERYDAY」の期間限定ポップアップストアがツタヤブックストア近鉄草津(草津市渋川)で開催されている。
店頭にはカラフルな布で作った「アケロバッグ」や旅行用ポーチなどが並び、個性的な色使いが来客の目を引いた。
国際農業NGOでウガンダの首都カンパラに駐在していた仲本千津さんは、縫製業が盛んなウガンダで女性が手に職をつけて自立できることを目的に、カラフルなアフリカンプリントの布を使用したバッグやトラベルグッズを企画、製造、販売する「RICCI EVERYDAY」を創業。2015(平成27)年にウガンダに工房を作り、ハンドメードで生産を始める。工房ではシングルマザーや元子ども兵の女性を雇用している。
仲本さんは「今までは上司に怒鳴られ、感謝されずに仕事をしていて、十分な収入も得られず借金をしながらどうにか生活していたウガンダの女性たちは『自分は教育を受けていないから仕方ない』と諦めていたが、手に職を付けて固定収入が入るようになり、生活プランが立てられるようになると、自信を付けていく。自分が会社にいる意味を見いだし、私が日本にいるときも自ら考えて協力しながら仕事をしてくれている。人は仕事の中でどんどん変わっていくのだと実感している」と話す。
2019(令和元)年5月に日本直営店「RICCI EVERYDAY The Hill」(東京都渋谷区)をオープンした。1月よりツタヤブックストア草津近鉄や枚方T-SITEなどツタヤグループの6店舗で期間限定のポップアップストアを展開。仲本さんは「アフリカンプリントの色やユニークな柄で明るい気分になってもらいたい。日本でも、周りの目を気にして生きづらさを感じている女性もいると感じる。周りの目を気にせず、もっと気楽に自分の好きな物を身に付けてほしい」と話す。
営業時間は10時~21時。2月24日まで。