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滋賀レイクスターズ今季初勝利 ウィル選手ホーム最終戦に「Win With Will」

勝利の瞬間、抱き合う伊藤大司選手と狩俣昌也選手

勝利の瞬間、抱き合う伊藤大司選手と狩俣昌也選手

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 Bリーグ1部の滋賀レイクスターズは10月10日・11日にウカルちゃんアリーナ(大津市におの浜)で横浜ビー・コルセアーズと対戦した。

この日がホーム最終戦となったウィル・クリークモア選手

 6日にチームに合流した滋賀のアンガス・ブラント選手が先発出場。ジョーダン・ハミルトン選手、ジョナサン・オクテウス選手が今週中に合流予定のため、外国籍選手追加契約ルールで加入したウィル・クリークモア選手のホーム最終戦となった。「Win With Will(ウィルと一緒に勝つ)」と挑んだ第2節。

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 10日は、1クオーター(Q)は滋賀がリードするも、2Qに得点が伸び悩み逆転される。クリークモア選手が20得点、晴山ケビン選手が16得点するも、横浜にファストブレイク(速攻)から20得点、オフェンスリバウンドからのセカンドチャンスから21得点され、76-84で敗戦した。

 11日は、開始5分間の滋賀の得点は晴山選手のフリースローのみで、フィールドゴールが0というスロースタートとなった。横浜の外国籍選手や帰化選手にゴール下を支配され、外からシュートを打つも、シュート確率が低く、1Qは10得点という低い数字に。

 2Qは横浜にボールを回され、24秒ぎりぎりで外からのシュートを決められるなど、横浜のリズムで試合が進む。20点差を付けられ、敗戦ムードが漂う中、2Q残り1分58秒、途中出場の谷口光貴選手が3ポイント(P)シュートを決める。残り1分14秒にも谷口選手が3Pを沈め、26-42で前半を折り返す。

 ハーフタイムに滋賀のショーン・デニスヘッドコーチが「前半、20点差を付けられ悪い部分もあったが、終わりに向かって少しずつ流れが来ている。ピックアンドロールディフェンスと、リバウンドの部分を修正するように」と伝えると、アンガス選手とクリークモア選手を中心にリバウンドを取り、滋賀は後半だけで29リバウンド。

 後半から、新加入のブラント選手のシュートが決まり出す。2選手がゴール下で横浜のレジナルド・ベクトン選手のファウルを誘い、4Q残り3分10秒にベクトン選手が5ファウルで退場になる。ブラント選手がフリースロー2本目を外すも、自らリバウンドを取りシュート。外れたボールをまたブラント選手がリバウンドし、シュートを決め、63-63の同点に追い付く。残り2分28秒、晴山選手の3Pシュートが決まり、滋賀が逆転する。滋賀が全員でディフェンスをし、終盤3分以上、横浜に得点を許さず、滋賀が72-63で2020-21シーズン初勝利を手に入れた。

 デニスヘッドコーチは「今日は逆境を迎えた時に、試合を通しながらチーム一丸となって乗り越えなければいけないというチャレンジを与えた中で挑んだ。1Qは乗り越えられない部分もあったが、後半、試合を通しながら一つ一つ乗り越えることができたのは本当に大きかった。プレシーズンゲームから最後まで戦う精神は素晴らしいものを持っている選手だと思っているので、今日の試合でブースターの皆さんにも誇りを持ってもらえるチームをお見せできたと思う」と話した。

 デニスヘッドコーチに「外国籍選手2人が入ってきたら、今あるプレータイムも減る。ベンチメンバーのチームへの影響力が少ないので、誰かがステップアップしてほしいと伝えたら、谷口選手がステップアップしていい働きをしてくれた」と評価された谷口選手は「昨日の試合があまり良くなかった。積極的に攻めることができた部分とそうでない部分がはっきりと出ていたので、そこを無くそうと思った。(ゴールへの)アタックや、オープンならシュートを打つというのを思い切ってやろうと臨んで、それがいい結果に出た」と振り返った。

 リズムよく3Pシュートを決められたことについては、「プレシーズンからリズムをつかめていなかったが、今日になっていい形でできるようになってきた。自分の役割はこれでチームに貢献することだと思うので、その点はぶれずにいきたい。自信になった。またここから一つずつ上がっていければ」と話した。

 2015(平成27)年に東芝ブレイブサンダース神奈川(現・川崎ブレイブサンダース)に一緒に入部した同期の晴山選手については「自分がうまくいかないところからずっと見てくれていたので、その分今日すごく喜んでくれていてうれしかった。難しく考えすぎているときに後ろから背中を押してくれるような声を掛けてくれるので助かっている。ありがたい」と話した。

 ホーム最終戦となり、来週にはチームを離れることになったクリークモア選手は10日20得点、11日19得点11リバウンドの大活躍。クリークモア選手は「自分のキャリアの中でも、この期間は大きな時間だった。昨シーズン、膝のけがでもう一度プレーできるか分からない状況で、滋賀レイクスターズだけが声を掛けてくれたことに感謝している。チームを去るときには必ず勝利を滋賀に届けて去りたいと思っていたので、チームに貢献して今日皆さんに勝利を届けられたことがうれしい」と話した。

 野洲市の鎮谷友子さんは「外国籍選手の合流が遅れて不安だったところに、ウィルが来てくれて、短い期間にこんなに活躍してくれた。思っている以上に頑張ってくれた。けがなく帰ってくれてうれしい」と話し、クリークモア選手に感謝の気持ちを伝えたいとブースターに声を掛け、色紙に寄せ書きをした。色紙には「心強い。頼れる存在でした」などクリークモア選手へのメッセージがつづられた。会場にはクリークモア選手の写真を掲げる観客の姿も見られ、短期契約で滋賀に貢献したクリークモア選手に大きな拍手が送られた。

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