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近鉄草津店で「縁活」 すごろくやキャンドルなど地域をつなぐワークショップ

「エンカツ」のチラシを持つ「草津おみやげラボ」の大塚さん

「エンカツ」のチラシを持つ「草津おみやげラボ」の大塚さん

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 ワークショップなどを行う「エンカツin KUSATSU~秋キャンプをテーマに楽しもう」が10月18日、近鉄百貨店草津店(草津市渋川)で開催される。

空白マスを埋めて地域の魅力を発信できる「びわこ1周マップ」

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 「エンカツ(縁活)」は2013(平成25)年にあべのハルカス近鉄本店(大阪市阿倍野区)でスタートしたプロジェクト。百貨店の新しい集客策として「ヒト・モノ・コトが出会うまちのような場所」をテーマにさまざまなプログラムを市民団体が行っている。2020年2月に草津店がリニューアルしてコミュニティースペース「アカリスポット」が完成。「地域をつなぐ役割を担う草津店と縁活が一緒になって草津を盛り上げたい」と草津店での実施が決まった。縁活をあべのハルカス以外で行うのは初めての試みとなる。

 縁活を担当するあべのハルカス近鉄本店販売推進部催事課の小林麻衣さんは「縁活は『協働』の精神を大切にしている。草津店を舞台に一緒に盛り上げていける団体を探している中で、お土産を通じて草津のまちを知り、子育て世代と学生、地域、外国人などをつなぐ活動をしている『草津おみやげラボ』さんの活動を知り、会ってみたいと感じた」と振り返る。7月に「草津おみやげラボ」に声を掛け、打合せを重ね、実施に至った。小林さんは「草津おみやげラボさんと一緒だから進めたと思う」と話す。

 「草津おみやげラボ」は、これまでの活動の中で、草津市内を走る「まめバス」の路線図に沿って市内の名所を巡る「まめバスすごろく」を作成した。「エンカツ」に合わせて、信楽(甲賀市)や白髭神社(高島市)などを巡る「びわこ1周マップ」を作成。空白のマスに参加者が地域の情報を書き込み、すごろくシートを完成させる。

 「草津おみやげラボ」代表の大塚佐緒里さんは「皆さんから集めた地域の魅力を、草津市・立命館大学と共同で進めている地域活性化プログラムに生かしていく」と話す。

 「草津おみやげラボ」とKIFA(草津市国際交流協会)、立命館大学の学生、留学生が協力して滋賀県の木と近江の布を使ってバードコールを作るワークショップでは、ミャンマーやエジプトの留学生が国の言葉で名前を書いてくれるなどの体験もできる。エコキャンドル、さをり織りでカフェマット織り体験のワークショップも行う。

 大塚さんは「ここでしか体験できないワークショップを楽しんでほしい。子どもたちが大きくなってもお土産づくりを通して草津を愛し、故郷に誇りを持ち続けられるまちを一緒につくりたい」と呼び掛ける。

 開催時間は11時~17時。ワークショップによって開催時間は異なる。参加費は、エコキャンドル作り=300円、まめバスすごろく、カフェマット織り、バードコール作り=各500円。

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