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守山の中学生が英語で観光案内 地元の良さを英語で発信

英語で観光案内をする動画を作成した藤井さん、荒堀さん、稲尾さん

英語で観光案内をする動画を作成した藤井さん、荒堀さん、稲尾さん

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 中学生が英語で観光案内をする動画が2月16日、守山市駅前総合案内所(守山市梅田町)で公開された。

第一なぎさ公園を紹介する動画と藤井さん、荒堀さん、稲尾さん

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 English Adventure Academy(EAA・守山市吉身)のスピーチクラスに通う中学1年生の藤井咲菜さん、2年生の荒堀鈴奈さん、3年生の稲尾美宇さんが参加した「自分の住む町を英語で発信プロジェクト」の一環。EAAを主宰する大西由紀子さんは「毎年スピーチコンテストに出場していたが、新型コロナウイルスの影響でコンテストが中止になり、新たな目標をつくりたいと思い英語で地元を発信することを考えた」と振り返る。大西さんのアイデアを聞いたホームページ制作会社のDGインデックス(守山市古高町)が案内所のデジタルサイネージで動画を流すことを提案した。

 藤井さんが守山市立図書館(守山)、荒堀さんが第一なぎさ公園(今浜町)、稲尾さんがうの家(守山)を紹介する動画を作成して、英語でナレーションを入れた。2020年9月から取り組みを始め、生徒が自ら写真撮影や施設への写真の使用許可、質問などのやり取りをして、スライドを作成。荒堀さんは「初めは不安で自信がなかったが、作っていく途中に、なぎさ公園のきれいな写真がスライドを輝かせてくれていると感じた」と振り返る。

 DGインデックスが生徒の作成したスライドに字幕とBGMを付けて動画を完成させた。藤井さんは「自分が取った動画に字幕やBGMもついて、分かりやすい動画になっていたのでうれしい」と喜ぶ。稲尾さんは「スライドを作るときのコツをつかむことができ、英語の発音も改善され、成長できた機会だった」と話す。荒堀さんは「観光案内をするということは、一から調べてまとめ、スライドを作り、ナレーションをつけるという過程があり、大変なことだと思った。作品を見て、自分でもこんなことができるのだと自信が付いた。プレゼンは相手に伝えることなので、言い方を工夫して気持ちを込めることや、どうしたら相手に理解してもらえるか、伝わるかを考えさせられた」と振り返る。

 大西さんは「生徒たちが予想以上、期待以上のものを仕上げてくれて感動した。コンテストが無くなったときの残念な気持ちを、今回の取り組みを通して達成感に変えることができたことは、彼女たちにとって大きな経験値となった」と話す。

 英語を学ぶことについては「知識だけでは第二言語は使えるようにならない。話す経験を重ね、表現するという体験を通じて、人に伝わるということはどういうことか、人の心を動かすにはどうすればいいかを考え、試行錯誤することを楽しんでほしい。自信を持って英語でコミュニケーションが取れる子どもたちが増えれば、世界基準のものの見方や考え方も浸透していき、日本の未来が変わるのではないかと考えている」とのこと。

 今後も、守山市内の観光地や店舗を英語で発信していく予定。大西さんは「近すぎて見えない地元の良さを生徒自身で主体的にリサーチして発信していくことで、良さに気づき、自分の住む町に誇りを持ってもらえたらうれしい」と話す。

 動画は3月31日まで案内所で公開されている。

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