Bリーグ1部の滋賀レイクスターズは4月3日・4日に京都市体育館(京都市右京区)で開催された2020-21シーズン第31節で京都ハンナリーズと対戦。「京滋ダービー」は1勝1敗となった。滋賀は17勝32敗で西地区7位。
2日とも2桁得点。リバウンド、アシストでもチームに貢献するジョーダン・ハミルトン選手
3日は1クオーター(Q)、16-25とリードされるが、3Qに滋賀が39得点し、逆転。93-65で快勝した。ジョナサン・オクテウス選手はシーズンハイの30得点。
4日、滋賀は開始3分から6分の間にシュートを5本連続で外し、リズムをつくることができない。1Qで6点しか決めることができず、6-16とリードを許す。2Qもシュートがなかなか入らないが、オフェンスリバウンドを2度拾い、オクテウス選手が得点するなど粘り強くオフェンスする。前田怜緒選手のブロックショットから、ジョーダン・ハミルトン選手がリバウンド。アンガス・ブラント選手が得点し、18-23と5点差まで迫る。狩俣昌也選手がオールコートで激しくディフェンスし、ボールを奪い、オクテウス選手が速攻からダンクシュートを決めるなど見せ場を作り、22-27と5点まで点差を詰めて前半を終える。
3Q開始1分、晴山ケビン選手の3ポイントシュートで25-27と京都に迫るも、滋賀が連続でシュートを外し、京都にリバウンドを取られ、速攻からシュートを決められる場面が続き、25-35の10点差に。狩俣選手、オクテウス選手の3Pが決まり、さらに3Q残り0.2秒、コート外に出そうになったボールを今川友哲選手が拾い、ブザービーターを決め、40-46と望みを残して4Qへ。
4Qは、滋賀はボールがよく回り、オフェンスリバウンドを拾い、シュートチャンスを生み出すも、得点できず、その間に京都に得点される展開に。43-57と一気に離される。その後も、滋賀がシュートを外し、京都にリバウンドを奪われて速攻を決められ、点差を詰めることができない。滋賀は1Q6点、2Q16点、3Q18点、4Q17点と終始シュートが決まらず、51-70で敗戦した。
滋賀のショーン・デニスヘッドコーチは「今日の試合は単純なところで、シュートを決め切れたか、そうでなかったかに尽きる。特に試合の入りで決め切らないといけないシュートを5本くらい連続で落とし、試合の入りからリズムをしっかりつくれなかった。試合を通して自分たちが決め切れるシュートを簡単に落としたことが大きい。フィールドゴール決定率29%では勝てない。アップダウンの激しいシーズンだが、成長が見られなかったことが残念」と振り返った。
狩俣選手は「スタートからよくなくて、我慢をしないといけない試合だった。3、4回点差を縮められる場面があったのに、離されてしまった。そこでしっかり逆転できていればまた変わってきたが、我慢しきれなくて負けてしまった」と話した。次節の4月10日・11日三遠ネオフェニックス戦に向けて、「ホームで今年に入ってから勝てていない。プレーや内容より、結果。勝って滋賀のファンの皆さんとホームで喜びを分かち合いたい。チームとしてプライドを持って戦いたい」と意気込みを見せた。