滋賀レイクスターズ所属で陸上競技女子棒高跳び日本記録保持者の我孫子智美選手の引退セレモニーが4月11日、ウカルちゃんアリーナ(大津市におの浜)で開催された。
Bリーグ滋賀レイクスターズ対三遠ネオフェニックス戦のハーフタイムに行われ、我孫子選手、18年間の現役生活を支えた光泉高校(草津市野路町)陸上部監督の田尻隆伸さんや橋川渉草津市長、我孫子選手の両親などが出席した。会場内のモニターには日本選手権で4メートル40センチの日本記録を樹立し、ロンドンオリンピックに出場したことなど我孫子選手の競技生活を振り返る映像が流された。同志社大学の先輩に当たる北京オリンピック銀メダリストの朝原宣治さんや男子棒高跳び日本記録保持者の澤野大地選手などからのメッセージが流れると、我孫子選手が涙ぐむ場面も。
我孫子選手は「滋賀というつながりで競技の枠を超えてたくさんの皆さんにご支援、応援いただき、紆余曲折はあったが、充実した競技生活だった」と振り返った。
今後は公益財団法人滋賀レイクスターズのスタッフとしてアスリートのサポートや、陸上スクールなどの指導を受け持つ。我孫子選手は「滋賀には世界で戦える選手がいる。これからはそう言った選手をサポートできるように頑張りたい」と話した。