Bリーグ1部の滋賀レイクスターズは4月28日、「滋賀県がんばる医療・福祉応援寄付」に募金を寄付した。
滋賀レイクスターズは、4月17日・18日にウカルちゃんアリーナ(大津市におの浜)で開催された名古屋ダイヤモンドドルフィンズ戦を「THANKS MEDICAL WORKERS」と名付け、会場内で医療従事者への寄付と横断幕への寄せ書きを募った。
28日、滋賀レイクスターズ社長の釜渕俊彦さんとオフコートキャプテンの伊藤大司選手が大津市民病院(大津市本宮)を訪問して、選手も含め、約400人の寄せ書きが書かれた横断幕と全選手のサイン入りTシャツを寄付した。滋賀県庁(大津市京町)では贈呈式が行われ、釜渕社長と伊藤選手から集まった寄付金10万1,432円と県内の医療機関に贈るサイン入りTシャツが滋賀県に寄贈された。
滋賀県総合企画部長の川崎辰己さんは「医療従事者にとって非常に心強い取り組みで、ファンの皆さまにも感謝している。1年前、新型コロナウイルス感染症の対応に当たっている医療従事者から、家族への感染が心配で家に帰ることができないという声を聞き、がんばる医療・福祉応援寄付を立ち上げた。頂いた寄付金は医療従事者の特別手当や宿泊費用を助成するために使わせていただきたい」と話した。
釜渕社長は「56試合を無事終え、あと3試合というところまで来ることができた。ホーム30試合のうち、あとは5月5日の1試合のみ。ここまで無事に開催できたのは、医療従事者や県職員の皆さんのおかげ」と感謝を述べた。
伊藤選手は「シーズンが始まる頃はどうなるか分からない状況で、終わりまで来ることができたのは、自分たちだけの力ではないと思う。安心して生活できて、試合に挑めるのは医療従事者の皆さんのおかげ。普段から自分たちに何ができるのか選手同士で話し合っているが、感謝の気持ちをプレーに込めることで、力になれればと思って今シーズンプレーしてきた。レイクスで寄付を集めたことで、滋賀県民の皆さんの感謝の気持ちも乗せて伝えたい。寄付金やメッセージが医療従事者の皆さんの励みになれば」と話した。