総合スポーツスクール「biima sports(ビーマスポーツ)」大津校が7月5日、SG-Park(大津市二本松)に開校した。滋賀県内での開校は初めて。
答えが複数ある課題に対して子どもたちの自立的な問題解決を促すプログラムも
biima(東京都渋谷区)が早稲田大学スポーツ科学学術院教授の広瀬統一さん、人間科学学術院教授の前橋明さんと共同でプログラムを開発し、始めたスポーツスクール。3歳~10歳の子どもを対象に、「総合スポーツ」と「非認知能力開発」を融合したプログラムを展開する。2016(平成28)年に吉祥寺校(東京都武蔵野市)を開校し、現在まで全国に121校開校している。
特定のスポーツに特化せず、サッカーや野球、バスケットボール、体操など複数のスポーツを科学的なトレーニングメソッドに基づいて実施することで、子どもの基礎運動能力を高めることを目的としている。少人数のチームでコミュニケーションを取りながら伝言リレーやタッチラグビーなどを行い、「非認知能力」を高めるプログラムも実施する。
大津校を運営するSeventh Generation Project社長の牧貴士さんは「これまで特定種目のスクール事業を行っていたが、小さい頃はたくさんのスポーツをして体全体を使えるようになったほうがいいと思い、シーズンスポーツができないか検討していた中でbiima sportsを知り、開校を決めた」と話す。
「神経系の発達は10歳までに決まるといわれており、それまでに体全体を動かし、自分の体の動きを理解し、何かしたいときに思い通りに体を動かせるようになってもらうことが目的。特定種目だけをすると動かす部分が偏るので、体の偏りとマンネリ化を防ぎ、大人になってからも運動しようという気持ちになってもらいたい」と牧さん。「地域の子どもたちが笑顔で参加してくれるスクールにしていきたい」とも。
開校日は年少・年中クラス=月曜15時~16時・土曜9時~10時、年長~小学4年クラス=月曜16時15分~17時15分・土曜10時~11時。