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守山のうどん店でかき氷 黒蜜きな粉や季節の果物、沖縄ぜんざいなど

食べる直前に黒蜜ときなこをかける「黒糖きな粉」

食べる直前に黒蜜ときなこをかける「黒糖きな粉」

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 うどん店「大門」(守山市大門)内に7月1日、かき氷専門店「CAFE BIG GATE」がオープンした。

守山産梨を使った梨のかき氷カボス添え(入荷次第沖縄産シークワーサー添えに変更する)

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 「大門」は1986(昭和61)創業のうどん店。2020年春から、新型コロナウイルスの影響で夜の営業をやめ、ランチ営業のみになった。店主の長女の西山昌美さんは「空いた時間を有効に使いたいと思い、以前から菓子やパン作りをしていたので、ずっとしたいと思っていたカフェをすることにした」と振り返る。かき氷店の店名は「大門」を英語にして「BIG GATE」とした。

 西山さんがうどん店に合うデザートは何かと考えていた時に、「頭がきーんとなるので苦手だったが、頭が痛くならないかき氷が奈良にあると聞いて、連れて行ってもらった。口の中に入れるとふわっと溶けて、果物と蜜の味が合わさっていく感覚が良く、頭も痛くならない。ケーキや菓子を食べたときに感じる幸福感をかき氷でも味わうことができた。かき氷なら、うどん屋にも似合う」とかき氷の提供を決めた。

 奈良で食べたかき氷が全て日乃出製氷(奈良県奈良市)の氷だったことを知り、「長い時間をかけてゆっくり凍らせる伝統を守っている氷屋で、削ると薄くてふわっとしたかき氷になる。奈良で数店食べ歩きをしたが、それぞれの店でかき氷のテイストが違っていて、同じ氷でも特色を出せると思った」と日乃出製氷の氷を使うことにした。

 沖縄の黒糖と北海道のてんさい糖を煮詰めて作った自家製の黒蜜を使ったかき氷や、氷の下に白玉と金時豆が隠れている沖縄ぜんざい、守山産梨などの季節の果物を使ったかき氷を提供している。9月からは栗のクリームをのせた洋風モンブランかき氷も提供する予定。

 果物をのせたかき氷が話題となり、開店前から客が店前に並ぶようになった。「家族でやっているので、オペレーションがまだできていなくて、お待たせしてしまって申し訳ない」と、8月からはネット予約システムを導入した。

 西山さんは「子どもの頃にうどん屋に通っていた人が大人になって守山に戻ってきて、かき氷を目当てに来店し、うどんも食べて、『うどんの味が懐かしい』と喜んでくれた。昔ながらのうどん屋で、父が2時間かけてカツオと昆布でだしをとっている。その味を思い出してもらえてうれしい」と話す。

 かき氷店の営業時間は水曜・土曜・日曜=14時30分~17時30分、木曜=13時~17時30分。月曜・火曜・金曜定休。(うどん店は木曜定休)。営業日3日前の21時からネット予約できる。

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