Bリーグ1部の滋賀レイクスターズが2月26日、54日ぶりの試合に挑む。キャプテンの柏倉哲平選手が意気込みを語った。
滋賀レイクスターズは1月3日の秋田ノーザンハピネッツ戦以降、新型コロナウイルスの影響により11試合連続で試合が中止となっている。1月8日・9日のシーホース三河戦は三河の選手が濃厚接触者と認定され、1月22日・23日の三遠ネオフェニックス戦は三遠の選手が新型コロナウイルスの陽性判定を受けた。1月26日の富山グラウジーズ戦当日に滋賀の選手が陽性判定を受け、滋賀はチーム活動を休止した。
柏倉選手は試合が中止になったときの心境を「試合はどういう状況であれ続くので、コンディションを落とさないことを心掛けた。中止になったことで、ほかのチームの試合を見るいい機会になった。対戦するときはこうしようと考えて見ていた。ほかの選手のプレーを見て学ぶ機会にもなった。学んだことを練習で試すことでモチベーションを保っていた」と振り返る。
チームの雰囲気については「あると思っていた試合が急になくなって、また次の試合もなくなってという状況で、正直に言うと、浮き沈みはあった」と話す。キャプテンとして、気持ちが途切れそうになった選手たちに「今までやってきたことを再確認して、より遂行度を上げることに意識を集中して練習に取り組むように声を掛けていた」と話す。
チーム活動休止中はメディカルスタッフがオンライントレーニングのメニューを組み、ダンベルなどのトレーニング用具を各選手の自宅に持っていき、自宅でのトレーニングをサポートした。2月7日からチーム練習を再開した。休止期間中に中止となった群馬クレインサンダーズ戦の代替試合の日程が発表され、2月16日に試合が開催されることを知った柏倉選手は「急な日程決定に驚いて、正直なところ、そこに入れてくるかと思った。コンディション調整が難しいが、やらなくてはいけないので、練習再開後からは皆、毎日疲労困ぱいになりながら練習をした」と振り返る。準備をして群馬に移動したが、16日に群馬の選手が濃厚接触者と認定され、試合が中止になった。柏倉選手は「とことんついてないな、と思った」と話す。
2月26日・27日に浜松アリーナ(静岡県浜松市)で三遠戦の代替試合が開催されることとなり、滋賀は54日ぶりの試合となる。柏倉選手は「久しぶりの試合で、試合勘がどうなっているか分からないが、準備期間が長い分、今までやってきたことのレベルが上がっていると思うので、それを試合で体現したい」と意気込む。
「選手もだが、ブースターの皆さんが一番楽しみにされていると思う。レイクスの試合がなくてショックを受けていた人たちもたくさんいたと思うので、皆さんに試合で元気やエネルギーを与えたい。また応援してもらえるように、自分たちも、今いるメンバーでできることをしっかりやって、初心に戻って勝ちにこだわっていきたい」とも。