滋賀県内のJR全駅で、「滋賀勝ってるやん」ポスターの掲示が3月5日から始まった。
滋賀レイクスターズと京都ハンナリーズの試合が3月19日・20日にYMITアリーナ(草津市野村)で開催されることの告知ポスターで、琵琶湖線、湖西線、草津線、北陸線の無人駅を除く滋賀県内のJR全41駅に順次掲示される。
「滋京ダービー8番勝負」として、一番大きい湖の面積や貯蓄額、男性の平均寿命など、滋賀が京都より数値で上回っていることを知らせて、「滋賀勝ってるやん」をアピールするポスターを7種類作成した。
滋賀レイクスターズと京都ハンナリーズは、Bリーグの前身のbjリーグ時代からライバルとして争ってきた。滋賀は、「滋賀がホームの時は京滋ではなく、滋京ダービー」として、3シーズン前から京都との対戦時には京都に対する対抗意識をアピールするポスターを作製している。
滋賀レイクスターズ広報の大宮健司さんは「今年は地域に振り切ったプロモーションにしようと社内で話し合い、数字で滋賀が京都に勝っていることを並べることにした」と話す。
田中さんの人口比率など「勝ってどうする」と思わせるポスターも掲示した。大宮さんは「これも勝っていると話題になることが目的。滋賀が京都に勝っていることはたくさんある。『滋賀人の誇りと勝利への渇望』にスイッチを入れたい。8番勝負の8個目はバスケ。バスケに興味を持つきっかけになれば」と話す。
試合当日は、JR西日本の公式アプリ「WESTER」を使ったデジタルスタンプラリーも実施する。JR大津駅駅長の阪下泰(しずか)さんは「今までは膳所駅と大津駅にポスターは掲示していたが、全面的に協力するのは初めて。滋賀県唯一のプロバスケットボールチームであるレイクスターズを盛り上げたい」と話す。
大津駅、膳所駅などの大津管区では「京滋、京滋と言いますけど、これから、滋京と言わせてもらいます」と書かれたオリジナルのポスターも掲示されている。阪下さんは「社員が考えて滋賀県やレイクスターズを盛り上げるポスターを作った。19日の試合までに内容を変えて貼り出す。大津管区以外もそれぞれにオリジナルのポスターを作っているので、各駅で見て楽しんでほしい」と呼び掛ける。