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滋賀レイクスターズ連敗脱出 大阪に2連勝、柏倉選手「やっと報われた」

柏倉選手は「チームディフェンスで勝つところを皆さんに見せることができれば、さらに応援したくなるチームになる」と話す

柏倉選手は「チームディフェンスで勝つところを皆さんに見せることができれば、さらに応援したくなるチームになる」と話す

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 Bリーグ1部の滋賀レイクスターズが4月9日・10日、ウカルちゃんアリーナ(大津市におの浜)で開催された2021-22シーズン第30節でエヴェッサ大阪に2連勝し、連敗を止めた。

ファウルを受けてヒートアップする大阪のデイビッド・ドブラス選手に日本語で「落ち着け」と話すノヴァー・ガドソン選手

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 滋賀は2月27日の三遠ネオフェニックス戦からチーム記録を更新する17連敗。1点差で競り負ける試合もあり、キャプテンの柏倉選手が「試合に向け強い気持ちでいい準備をしてきたが、勝利をつかみ取れそうな試合を自分たちのミスで落としてきて、正直、何を変えればいいのかと悩んだ」と振り返ったように、苦しい試合が続いてきた。

 9日は終始競り合う展開となったが、試合終盤、森山修斗選手が3ポイント(P)シュートを決め、逆転。大阪の木下誠選手に得点され逆転されるも、残り18秒、大阪1点リードの場面で大阪のファウルでもらったフリースローをキーファー・ラベナ選手が2本とも沈め、79-78で勝利。連敗を脱出し、柏倉選手は感極まった姿を見せた。

 10日は1クオーター(Q)から集中力の高いディフェンスで大阪の得点を許さず、滋賀はノヴァー・ガドソン選手が次々に得点を決め、1Qだけで16得点。24-12とリードする。2Qは一転して滋賀の得点が止まり、木下選手を中心に大阪が得点を重ねた。34-39とリードを許して後半へ。

 3Q、ワース・スミス選手がスチールし速攻。シュートが外れるも、森山選手がリバウンドを取り、フリーの柏倉選手へ。柏倉選手が3Pシュートを決める。3Q残り2分28秒には林翔太郎選手が3Pシュートを決め、会場からは割れんばかりの拍手が沸き起こった。チームでパスを回し、フリーになった選手が3Pを確実に決めるという滋賀の目指すオフェンスの形が体現できた3Qは、10分間で6本の3Pシュートを沈めた。

 63-62で迎えた最終Q。森山選手、柏倉選手の3Pシュートで得点し、試合時間残り4分50秒で75-68とリードするも、残り1分45秒で3点差まで追い付かれる。試合時間残り39.4秒、ガドソン選手が3Pシュートを決め、82-74。直後のタイムアウト後、滋賀のルイス・ギルヘッドコーチ(HC)が「打たせてはいけない」と指示していた木下選手が3Pシュートを決め、大阪が6点差まで迫る。ギルHCがタイムアウトを取り、ディフェンスを修正。滋賀が守り切り、88-78で勝利した。

 ギルHCは「後半をいい試合にできたからこそ、いいゲームができた。昨日同様、3P成功率が39%と高かったことが勝利につながった。パスがうまくシェアできたことが、確率が上がった要因」と振り返った。

 柏倉選手は「昨日勝って、やっと、少し報われたと思って、ほっとした。今日、また今までと同じような負け方をしたら意味がないと思ったので、最後までしっかり戦い抜いて絶対に勝つという気持ちでいた。今日も苦しい内容だったが、粘り勝ちできて、素直にうれしい」と喜んだ。

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