カメラ、編集機材などをレンタルするスタジオ「ユーストンスタジオ」(大津市粟津町)が4月25日、オープンした。
固定カメラ5台、手持ちカメラ1台、インサート映像やテロップ、BGMを同時収録できる編集機材をそろえたスタジオ
番組制作会社のユーストンが自社ビル内に設立したスタジオで、固定カメラ5台、手持ちカメラ1台、インサート映像やテロップ、BGMを同時収録できる編集機材をそろえた。スタジオのレンタルのみ提供するプランと、番組制作スタッフが撮影と編集を請け負うプランを用意した。5月に設置を予定する同ビル前のデジタルサイネージで収録した動画やCMを放映することもできる。
ユーストン社長の川本勇さんは「滋賀県内にプロ仕様の本格的なスタジオはあまりなく、テレビスタジオは気軽に借りることができないが、ユーストンスタジオは誰でも気軽に使えるスタジオ」と話す。
「地上波テレビ番組の収録もできる機材をそろえた。災害時などにテレビスタジオの代替で使えるようにもする。動画の制作だけでなく、どうやって拡散するかなどのコンサルティングも提供する。一億総放送局時代に、個人での発信に使用してもらいたい」とも。
オンラインセミナーや会議、ミュージックビデオ撮影、周年事業の動画撮影などの利用を見込んでいる。
スタジオのオープンと同時に25日、ユーストンが制作する情報番組「びわモニ」の配信を始めた。前湖南市長の谷畑英吾さんをゲストに迎えて滋賀県が検討している交通税導入や大津市民病院の退職についてなどを議論し、ユーチューブで生配信した。
川本さんは「滋賀にはメディアが少なく、地域情報の発信が不足している。地域が盛り上がるためには、地方メディアが頑張らないといけない。地域ニュースに光を当てたい」と意気込む。
情報番組「びわモニ」の放送時間は月曜から木曜の9時~10時。ユーチューブチャンネル「びわモニ ユーストン発滋賀ニュースJAM」で配信する。