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大津で子育てイベント「あるがママfes」 「自分でやってみよう」ママが企画・運営

おおつつながりプロジェクトの杉岡さん、赤阪さん、吉村さん

おおつつながりプロジェクトの杉岡さん、赤阪さん、吉村さん

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 滋賀県で子育て中の女性が企画・運営するイベント「あるがママfes」が5月22日、ブランチ大津京(大津市二本松)で開催される。

キッズマルシェの様子

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 ベビーマッサージや木工工作、体幹トレーニング、親子ヨガ、プログラミング、キットパスのイラストを水鉄砲で消す的当てゲームなどの体験ができるブースと、ホットサンドや焼きいも、ギョーザなどのキッチンカー、アクセサリーなどの手作り品のブースが出店する。滋賀県警の警察車両の展示、ジュニア制服の試着、JAF子ども安全免許証の発行なども体験できる。

 おおつつながりプロジェクト代表の赤阪純子さんが2019年12月にブランチ大津京で「これからのおおつのことを話しませんか?」というイベントを開催し、「大津は何もないと文句を言って、こうしてほしいと言うよりも、自分でやってみようと思った」とことがきっかけ。1回目は赤阪さんが1人で運営し、2020年11月に開催した。

 赤阪さんは「2人目妊娠中に大津に引っ越してきて、とても孤独だった。近所付き合いもなく、社会から閉ざさされていた経験があったので、同じような気持ちの人がいたら何とかしたい。ママが楽しめて、子どもにもいい経験になるイベントにしたいと開催した」と振り返る。「イベントにパトカーを展示してほしいと思って、滋賀県警に電話して依頼した。『個人からの依頼は初めて』と言われたが、実現できた。コロナ禍だが、学校行事もなくなる中、学校ができないなら、親や地域の大人が子どもたちの楽しめる場所をつくりたいと始めた」とも。

 赤阪さんの思いに共感した体幹教室代表の杉岡由香さんと元保育士の吉村和代さんも運営に加わり、2021年5月に2回目を開催。今は5人で運営している。赤阪さんは「活動に賛同して手伝ってくれる人が増えると、やりたいことが実現できるようになった。大人が楽しいことをしている姿を子どもたちにも見てもらって、『大人になるのが楽しそう』『早く大人になりたい』と思ってもらいたい」と話す。

 当日は、子どもが地元野菜や手作りアクセサリーを販売するキッズマルシェも開く。杉岡さんは「私の子どもは引っ込み思案だったが、キッズマルシェの運営をすることで大人と関わり、自信が付いたようで、コミュニケーション力が上がったと思う。ほかの子どもにも体験してもらいたい」と話す。

 赤阪さんは「設営や受け付け、子どもの見守りなど、当日ボランティアも募集している。大人が地域の子どもたちのために行動すると、結果的に子どもたちにとって住みやすいまちになる。子ども、親、地域の大人など多世代のつながりをつくることができたら」と呼びかける。

 開催時間は10時~16時。

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