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守山の和食店が近江牛タン100%のハンバーグ 道の駅と共同開発

近江牛タン100%の「たんバーグ」豆やさいソース(販売しているのはハンバーグとソースのみ)

近江牛タン100%の「たんバーグ」豆やさいソース(販売しているのはハンバーグとソースのみ)

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 和食レストラン「良菜民酒 花螢(はなほたる)」(守山市小島町)が4月21日、近江牛のタンを100%使った「近江牛たんバーグ」の販売を始めた。

白みそのソースがタケノコと合うという「たんバーグ」白みそ(販売しているのはハンバーグとソースのみ)

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 肉は近江牛のタンのみを使い、滋賀県産のタマネギとタケノコを入れたハンバーグで、エンドウ豆、大豆などの「豆やさいソース」と、照り焼きソース、白みそソースの3種類のソースから選べる。野菜は全て滋賀県竜王町産。店舗と道の駅アグリパーク竜王で販売している。

 1月に滋賀県の周辺府県にまん延防止等重点措置が出されたが、滋賀県には発令されなかった。店長の北野学さんは「客足は完全に止まったが飲食店への保証はなく、従業員のためにも何かしないといけないと思った」と振り返る。既存の商品を販売できないかとアグリパーク竜王に相談に行ったところ、近江牛を使ったオリジナル商品の開発を提案されたという。

 北野さんは「ちょうどその頃、イベントがなくなり、シチューやカレーに使っていた近江牛タン先の部分が残っていると食肉業者から話を聞いていたので、ハンバーグにすることにした」と話す。タン先とタン下を合わせ、食感を出すために粗びきミンチにして、旬のタケノコを入れた。タケノコに合わせて白みそや豆のソースを開発した。6月末まではタケノコ、7月からは夏の野菜を入れ、野菜に合わせてソースも変える予定。

 北野さんは「アグリパーク竜王と共同開発したことでできた商品。地元の食材を使って飲食店が商品を作ることで、その土地のPRにもなる。飲食店の枠にとらわれず、販売店と飲食店が協力して町の良さをPRできれば」と話す。

 花螢の営業時間は11時30分~14時、17時~22時。日曜定休。アグリパーク竜王の営業時間は9時~17時。月曜定休。

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