レークウエスト観光(大津市今堅田1)は4月1日より、明治時代にびわ湖を航行していた蒸気船を復元した「一番丸」に乗船する「瀬田川リバークルーズ」の運航を開始する。
同クルーズで乗船する「一番丸」は、1869(明治2)年~1889(明治22)年にびわ湖を航行していた蒸気船を外輪汽船として1997年に復元したもの。全長18.7メートル、幅4.6メートルで、定員は100人。外観は黒を基調としたレトロなデザインで、2階にはオープンデッキを備える。2004年に定期運航を開始し今年で5年目となる。
同クルーズは、瀬田川湖畔を航行し「石山寺」「南郷洗堰(あらいぜき)」「瀬田の唐橋」などを巡るコースで1周約70分。石山寺港、瀬田川新港、南郷アクア琵琶港の3港から乗船でき、各港で一度下船し、観光をしたあとも再乗船できるのが特徴。同社担当の芝原さんは「昨年は石山寺で源氏物語のイベントを行っていたこともあって活気づいていた」と話し、「関西方面から日帰りで観光される方が多い」とも。
芝原さんは「4月の桜のシーズン、11月の紅葉のシーズンがやはり人気。手軽に瀬田川周辺を散策してほしい」と話す。
料金は、大人=1,300円、小学生=700円。問い合せは大津市石山寺観光協会(TEL077-537-1105)まで。11月29日まで。