ワインショップ「AZURE BLUE(アズールブルー)」(守山市守山)がリニューアルオープンして1カ月がたった。
店主の佐々木祐哉さんが選んだ、栽培から瓶詰めまでできるだけ自然に近い形で行われる「自然派ワイン」と呼ばれるワインを販売するワインショップで、2017(平成29)年にオープンした。中山道守山宿に面する中央商店街の「昭和の商店」の雰囲気を生かした店舗で、1部屋を「ウオークインワインセラー」にして常時500~600点のワインをそろえている。
店内には角打ちスペースもあり、新型コロナウイルスの流行前は持ち込んだ飲食物と購入したワインを飲む客同士の交流もあったという。「新型コロナの影響でワインの消費が減っただけでなく、オフラインでの交流の場がなくなってしまった。ワインを介して人がつながる空間を作りたい」と、物置にしていた2階をリフォームし、テーブルを置き、イベントやセミナーを開くことができるスペースを作った。
コミュニケーションスペースで、常連客を招いてのパーティーや、飲食店のソムリエやシェフを対象としたワインの試飲会、近隣の飲食店の出張レストランなどを行った。佐々木さんは「2階の窓からは昔の街並みが残る中山道を見下ろすことができる。知らない人も集まって一つのワインを飲んで交流できる『親戚の寄り合い』のような場にしたい」と話す。
「今後は、ワイン好きが集まるイベントだけでなく、ワインを知らない人や、家族連れが楽しめるイベントも開催したい。ワインや外食の楽しさを広めていきたい」とも。
営業時間は11時30分~18時。2階のコミュニケーションスペースはイベント時のみ開放する。