ホテル「セトレマリーナびわ湖(守山市水保町)」が9月1日、プラごみゼロを目指す「ZERO PROJECT(ゼロプロジェクト)」を始めた。
以前は、客室の冷蔵庫に1人1本ペットボトル入りの水を用意していたが、現在はウオーターピッチャーを用意。各階にウオータースタンドを設置した。客室に歯ブラシ、かみそり、ヘアブラシなどのプラスチックの使い捨てアメニティー、ミニボトル入りのシャンプーなどを置くこともやめた。アメニティーは予約の段階で持参を呼びかけ、必要な人にはチェックイン時に手渡しする。シャンプー、リンス、ボディーソープは大容量ボトルに置き換えた。
セトレマリーナびわ湖の江畑昭彦さんは「ホテルにはアメニティーがあって当たり前とホテル側が考え、廃止することに戸惑いがあったが、取り組みに対して理解してくれている人が多く、宿泊客の方が意識が高いと感じた。客室に準備したアメニティーは、未使用でもごみとして捨てていたので、本当に必要なものだけを渡すことでごみが削減できた。小さなことからプラごみ問題の解決に取り組んでいきたい」と話す。
第2弾として「Circulation Action(サーキュレーション アクション)」を企画中。江畑さんは「琵琶湖岸にあるホテルとして、琵琶湖の環境保全に対して何ができるか考えている。宿泊客にも興味を持ってもらえるように取り組んでいきたい」と話す。