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大津近江舞子にサウナ付き貸し切り別荘 「地域の良さを引き出したい」

バレルサウナ、ジャグジー、水風呂がある三角屋根のログハウス「凪」棟

バレルサウナ、ジャグジー、水風呂がある三角屋根のログハウス「凪」棟

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 プライベートサウナ付き貸し切り別荘「IZA近江舞子」(大津市南小松)が12月10日、オープンした。

生田さんが「自分が泊まりたい」と思う貸別荘を作った

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 円筒形のバレル(たる)サウナ付きのログハウス「凪(なぎ)」棟と、オリジナルのサウナカー付きの「波」棟の2棟があり、それぞれの棟に屋外ジャグジーや水風呂、バーベキュー設備、ブランコ、ハンモックを設置した。室内にもブランコやハンモック、プロジェクター、ギター、ダーツ、カードゲームがあり、ホットプレートやフライパン、ホームベーカリーなどの調理器具も備えている。パンの材料、卵などの朝食の材料は料金に含まれている。夕食のバーベキューセットを追加でオーダーすることもできる。食材を持ち込むことも可能。定員は「凪」=10人、「波」=9人で、仕切りを取り外し最大19人で貸し切りにもできる。

 大阪市内で民泊施設やレンタルスペースを運営するLDKプロジェクト社長の生田博之さんは「会社員時代に休日に友人たちとウエークボードなどを楽しんだのが近江舞子だった。琵琶湖の水もきれいで、大阪からのアクセスも良いのに、10年ぶりに来てみたら良くも悪くも昔と変わっていなかった。あまり知られていないのがもったいないと思った」と話す。

 「夏は湖水浴でにぎわうが、冬になると観光客が来ない。冬に湖畔に雪が積もる景色はきれいで、冬の近江舞子の良さをもっと多くの人に知ってもらいたい。サウナがあれば寒くても楽しめるのではないか」と考え、サウナ付きの貸別荘を作った。生田さんは「大阪から電車で1時間半、近江舞子駅から徒歩1分のアクセスの良い場所に魅力的な施設を作れば、ここを目的地に人が集まるのではないか。サウナと別荘を使って地域の良さを引き出したい」と意気込む。

 「波」棟のサウナカーは、トラックの荷台にサウナを載せ、庭から直接入れるようにした。水風呂のドラム缶は底上げして勾配を付け、背の低い人も高い人も快適に入れるように工夫した。クラウドファンディングで設備費用を募ると250万円以上の支援が集まり、10月にはオープニングイベントを開催した。

 生田さんは「別荘を持つのは維持管理が大変だが、貸別荘を気軽に利用してほしい。目標は365人のファンをつくること。年に1回、毎年思い出をつくる場所になれば。都会では味わえない自然に触れ、サウナと空間を楽しんでもらえれば」と呼びかける。

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