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滋賀レイクス湧川選手Bリーグデビュー 7得点も「これで満足していない」

Bリーグデビューした湧川颯斗選手

Bリーグデビューした湧川颯斗選手

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 Bリーグ1部の滋賀レイクスに加入した湧川颯斗選手が1月7日、滋賀ダイハツアリーナ(大津市上田上中野町)で開催された2022-23シーズン第16節秋田ノーザンハピネッツ戦でプロデビューした。

プロ初得点は3ポイントシュート

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 福岡大付属大濠高校3年の湧川選手は12月30日に滋賀への加入が発表され、1月からチームに合流。7日に初めてベンチ入りした。1クオーター(Q)残り57.9秒に初出場をすると、会場から大きな拍手が送られた。2Qもスタートから出場し、194センチの長身でリバウンドに絡み、長いウイングスパンを生かしてディフェンスでも活躍。3Q、4Qもスタートから出場し、14分53秒のプレータイムを獲得した。

 保田尭之ヘッドコーチ代行は「想定より倍近いプレータイムだった。彼のプレーがそうさせた。フィジカルに体を使ってディフェンスする場面で一番厳しく守れた選手のうちの一人だった。秋田の重要な選手である古川孝敏選手のディフェンスに付くように指示したのも、彼が一番かしこく、フィジカルに適切にプレーしていると見極めたから」と高く評価した。

 湧川選手は3Q開始45秒後には「目標としている」というテーブス海選手からのパスを受け、3ポイント(P)シュートを決め、プロ初得点。3Q残り4分23秒には3Pラインでキーファー・ラベナ選手からパスを受け、冷静にシュートフェイクからドライブでゴール下に切り込み左手でレイアップシュートを決める。3Q残り2秒にもゴール下でテーブス選手からのパスを受けシュートを決め、初出場で7得点を記録した。

 プロデビュー戦を「緊張もなくしっかり自分のプレーができた」と振り返った湧川選手。初得点については「いいタイミングでパスが来たので絶対に決めてやろうと思った。数少ないチャンスを決めていかないとプレータイムはもらえない。今日は決められたが、もっと効率よく決めていかないといけないと思うので、これで満足はしていない」と話した。

 湧川選手について、テーブス選手は「あの身長、年齢でピックアンドロールからのパスが出せるのが彼の持ち味」と評価した。湧川選手がテーブス選手を目標としていることについては「悪いことを教えちゃいけないな」と答えて笑いを誘い、「若い選手が憧れて来てくれるのはうれしい。僕よりいい選手になると思うので期待している」と話した。

 試合は前半を5点リードで折り返したが、3Qに15-0のランを許し逆転される。4Q後半、ラベナ選手の気迫のこもったプレーで点差を縮めるも、77-84で敗戦した。

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