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滋賀レイクス「日本人ビッグマン」川真田選手が活躍も秋田に連敗

リバウンド、ブロックショット、スクリーン、ダンクシュートと攻守に活躍した川真田選手

リバウンド、ブロックショット、スクリーン、ダンクシュートと攻守に活躍した川真田選手

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 Bリーグ1部の滋賀レイクスが1月8日、滋賀ダイハツアリーナ(大津市)で開催された2022-23シーズン第16節ゲーム2で秋田ノーザンハピネッツと対戦した。

ダンクで会場を沸かせた川真田選手

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 秋田に6点先取されるが、12月4日のレバンガ北海道戦で負傷し、7日のゲーム1で約1カ月ぶりに復帰したテーブス海選手とキーファー・ラベナ選手を中心にオフェンスを組み立て、得点を重ねる。23-26で迎えた2クオーター(Q)。高い位置からディフェンスし、テーブス選手がボールを奪い、狩野選手が3ポイント(P)シュートを決め、リードを奪う場面もあったが、5分以上滋賀の得点が入らない時間が続き、秋田に12-0のランを許す。2Qだけで31失点し、40-57と17点ビハインドで前半を終える。

 後半も、前から激しく当たる秋田のディフェンスにハーフコートまでボールを運べず、秋田にボールを奪われ失点するなど、苦しい時間帯が続く。7日までで1試合平均22得点以上を挙げているジョーダン・ハミルトン選手も秋田のディフェンスの前に得点することができず、点差を広げられ、87-99で敗戦。滋賀は11連敗。

 敗戦が続く中でも、204センチ・110キロの「日本人ビッグマン」川真田紘也選手の活躍が目立った。開幕直後は出場時間が限られていたが、センターの外国籍選手、イヴァン・ブバ選手が10月にけがで長期離脱してから出場機会が増え、ゴール下で相手チームの外国籍選手とリバウンドを競り合い、激しいディフェンスで相手のオフェンスファウルや3秒バイオレーションを誘うなど存在感を発揮。8日もダンクシュートを決め会場を沸かし、試合終盤には連続で秋田のファウルを誘い、チームに勢いをもたらした。

 滋賀の保田尭之ヘッドコーチ代行は「今日も昨日も川真田は素晴らしかった。出場したら必ず活躍する。外国籍選手のシュートをブロックしたり、リバウンドを確実に取ったり、彼にしかできない仕事をしている。(外国籍選手との兼ね合いで出場時間が短いこともあるが)彼のプレーの良しあしで出場時間を変えているわけではない。いつでも評価は高い」と話した。

 川真田選手は「試合に出ることが一番のアピール。ヘッドコーチに対してもっと自分はできると見せることができる場所だと思うので、結果は出せていると感じている。そのために練習を頑張っている」と話した。

 川真田選手は「バスケット以外でも皆さんに知ってもらって、ファンが増えるきっかけになれば」と、選手入場パフォーマンスを続けている。7日は、初出場となった高校3年生の湧川颯斗選手と星野京介選手と共にウサギのかぶり物を着けて入場。川真田選手は「(入場パフォーマンスは)しなくてもいいが、したほうが面白いし、ファンにも違った一面を見せられれば楽しいと提案している。湧川が本気で嫌だと言ったらしないが、意外とやる気だったのでうれしかった」と振り返った。

 24歳の川真田選手は「先輩に見守られて助言をもらってレイクスで成長できているので、次は星野、(金本)一真、湧川に(先輩にしてもらったように)教えられたら」と話した。特に湧川選手には、「高校生のトッププレーヤーとはいえプロはまた違う環境なので、(入場パフォーマンスのような)楽しいことだけでなく、バスケットの面でもプロはこういうところだというところを伝えたい。キャリア的にも上に行ってほしいので、先輩風を吹かせながら伝えたい」と笑顔を見せた。

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