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滋賀レイクス連敗ストップ 全員で守り、つかみ取った1勝

勝利の瞬間、喜びを分かち合うキーファー・ラベナ選手とテーブス海選手

勝利の瞬間、喜びを分かち合うキーファー・ラベナ選手とテーブス海選手

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 Bリーグ1部の滋賀レイクス(大津市におの浜)が2月5日、プロシードアリーナHIKONE(彦根市)で三遠ネオフェニックス戦に勝利し、連敗を18で止めた。

「兄弟対決」となった滋賀のキーファー・ラベナ選手と三遠のサーディ・ラベナ選手

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 滋賀レイクスは12月10日に滋賀ダイハツアリーナ(大津市上田上中野町)で行われたシーホース三河戦に勝利して以来、連敗が続き、チーム最多連敗記録を更新していた。滋賀は11月16日にルイス・ギルヘッドコーチ(HC)を解任し、後任の保田尭之HC代行も1月26日に解任。アシスタントコーチを務めていたダビー・ゴメスさんがHCに就任した。

 5日の試合は、三遠のゴール下での得点を抑え、ボールを奪い速攻から得点するなど、高い集中力を保ち、中地区で上位争いをする三遠に食らいつく。キャプテンの柏倉哲平選手、古巣対決となった杉浦佑成選手、常に献身的にプレーするケルヴィン・マーティン選手ら選手全員が強度の高いディフェンスでチームに貢献した。

 2クオーター(Q)に狩野祐介選手の3ポイント(P)シュートで逆転すると、プロシードアリーナをほぼ埋め尽くした2781人の観客から声援が上がった。3Qも杉浦選手の3Pシュートなどで得点し、66-61とリードして最終Qへ。

 4Q開始3分間、滋賀の得点が止まり、連続で13点失点し、三遠に逆転を許す。この間に滋賀のゴメスHCは2回タイムアウトを取り、チームを立て直すと、試合時間残り5分3秒、キーファー・ラベナ選手が3Pを決め、反撃開始。2月1日に滋賀に加入したばかりのデクアン・ジョーンズ選手がファウルを受けながら3Pシュートを決め、その後のフリースローも沈めて4点プレー。杉浦選手がディフェンスリバウンドをもぎ取るなど、最後まで全員が集中を切らさずにリードを守り切り、89-84で勝利した。

 柏倉選手は「チーム一丸となって勝ち取った勝利で、本当にうれしい。自分たちよりも苦しい思いをしていたコーチ陣を信頼したことが結果となって現れた。ブースターの皆さんがどんな状況でも自分たちを熱く温かくサポートしてくれたからこそ勝てたと思う」と感謝した。

 HC就任後4試合目で初勝利したゴメスHCは「一番は選手のメンタル面でのマインドセットを変えさせるアプローチを行ったこと。マインドセットがまず変われば、自分たちが何をしなくてはいけないのかというルールをセットアップすることができる。短期間で変えるということは簡単ではないので、まずはシンプルなところ、相手をどう邪魔しながらディフェンスするかなどにフォーカスした」と振り返った。

 勝利のきっかけとなったラベナ選手の3Pシュートは、ラベナ選手のB1通算1000得点目の記念すべきシュートとなった。ラベナ選手は「率直にうれしいが、一番重要なのは、チームが勝つために何をすべきか。これで満足せず、これからも上を目指して2000点、3000点と結果を残せるように頑張りたい」と話した。

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