学ぶ・知る

守山のホタルを守る小学生「目田レンジャー」の環境壁新聞、全国大会へ

「目田レンジャー」の4人

「目田レンジャー」の4人

  • 19

  •  

 びわこ豊穣(ほうじょう)の郷(守山市勝部)に通う小学生「目田レンジャー」の4人が3月26日、東京で開催される「こどもエコクラブ全国フェスティバル2023」に参加する。

壁新聞作りの様子

[広告]

 4人は、河村優さん(5年生)・楓さん(2年生)きょうだいと清水佑真さん(4年生)・聡真さん(2年生)兄弟。守山市内を流れる目田川にホタルが自生するようにごみ拾いや草刈りなどを行う「目田川モデル河川づくり」のボランティア活動に参加している。優さんは8年前から参加。月に1回の活動日以外も目田川のごみを拾っている。

 優さんと楓さんの母・寿子さんは「ごみを拾っても大雨が降ったら、また大量のごみが流れてくることなどを実体験として学んでいるようだ。ごみを拾うことで川や生き物を守ることができることも実感できているように見える。年配の人や大学生などがかわいがってくれて、親では教えられないことを皆さんに教えてもらっている」と話す。

 4人が作った壁新聞が昨年12月に琵琶湖博物館(草津市下物町)で開催された「淡海こどもエコクラブ壁新聞・絵日記コンクール」で壁新聞大賞を受賞し、3月の全国大会に滋賀県代表として推薦された。

 壁新聞にまとめた記事は、優さんが「ホタルの自生を目指す自然再生」、楓さんが「マイクロプラスチックを減らすためのリサイクルのルール」、佑真さんが「目田川で拾ったごみの量」、聡真さんが「外来種のアメリカザリガニ」。目の見えない人にも伝えたいと、子どもたちが内容を説明する動画にアクセスできるQRコードを載せたほか、折り紙でカメやカエル、ホタルを作って貼り付け、紙面を立体的にした。佑真さんは「興味を持ってもらったり、分かりやすくしたりする工夫をして、聞いて触って、幅広い人に読んでもらえるようにした」と話す。

 佑真さんと聡真さんの母・真由美さんは「壁新聞作りは、パワーポイントを使ってのプレゼンや、どうすれば見やすい新聞になるかなど、学校で学んだことを実践する場になっている。人にどうやって伝えるか考えながら話す勉強にもなっている」と話す。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース