滋賀レイクスのテーブス海選手、川真田紘也選手が現在、「FIBAバスケットボールワールドカップ(W杯)2023 アジア地区予選Window6」に向けた直前合宿に参加している。
W杯アジア地区予選直前合宿に参加している川真田紘也選手 ©JBA
バスケットボール男子日本代表は、23日のイラン戦と26日のバーレーン戦に向けた合宿を13日から行っている。Bリーグ所属選手16人とデベロップメントキャンプから選ばれた大学生3人、高校生1人の20人が参加している。
合宿開始時にトム・ホーバスヘッドコーチ(HC)は「Bリーグの各チームでのプレーやシステムは忘れてほしい」と全員に向けて話した。テーブス選手は「代表のバスケットにいったん切り替えて、このチームのためにプレーしたい」と話す。188センチの大型ポイントガード(PG)としての役割は「国際大会でのPGのミスマッチを消すのが自分の持ち味。PGの競争は激しくなるが、スピードやパワーが自分の特長」と話す。
試合に向けては「サイズのある国と対戦するときは、相手のスイッチディフェンス(DF)に対するアジャストメントが必要。合宿ではスイッチDFの攻め方を多くやっている。W杯に向けて、自分たちのバスケットをステップアップできるように頑張りたい」と意気込みを見せた。
川真田選手は今回も日本代表育成強化選手として合宿に参加しているが、「(日本代表に)選ばれるために練習中からアピールしている」と話す。ホーバスHCは全員が3ポイント(P)シュートを打つことを重要視しているが、川真田選手は「トムHCは僕には3Pを求めていなくて、ゴール下でのリバウンドや1対1など、センターらしいプレーを求めている」と話す。
日本人のセンターポジションの選手はチーム内の外国籍選手の控えとなることが多く、出場時間が限られるが、滋賀の外国籍選手のけがにより、川真田選手の出場時間は、昨年の平均4分33秒から13分12秒に伸びた。リーグでも相手チームの外国籍選手と対峙(たいじ)することが多い川真田選手は「Bリーグで外国籍選手とやり合うことはプラスになっている。プレーの幅も広がって成長できた。国際試合に一番近い(経験をしている)ポジションなので、日本代表に選ばれたら、僕が一番アドバンテージがある」と自信を見せる。
「滋賀で求められている仕事と代表で求められる仕事は似ているが、やっているバスケットが違うので、『代表風』に変えてアピールして日本代表の選手になりたい」と意気込む。