バーベキューができるカフェ「カフェ ボロンタ」が4月1日、びわこ文化公園・文化ゾーン(大津市瀬田南大萱町)にオープンする。
びわこ文化公園わんぱく原っぱ横の約196平方メートルの敷地にカフェ店内4席とテラス20席、パーゴラ20席、屋外バーベキュー40席を設ける。カフェではコーヒー、ジュースなどの飲み物とハンバーガー、ホットドッグなどの軽食を提供する。
カフェメニューは、国産牛100%のハンバーグを柏屋製パン(甲賀市)のパンで挟んだ「ボロンタバーガー」やイタリア産のチーズを提供直前にシュレッドしてかけるチーズホットドッグなど材料や見た目にもこだわった。
バーベキューは近江牛ロース肉や鶏もも肉、豚ロース肉、牛プロシェットとオードブル、デザートをセットで提供。グリル、炭なども貸し出し、手ぶらでバーベキューを楽しめるようにする。食材の持ち込みは不可。
時設計(東京都)社長の菊地圭介さんは「公園全体が客席となるように屋内席は4席だけにした。木材を使い、周りの風景となじむように心がけた」と話す。
時設計のデザイナー喜内順子さんが壁や天井に直接イラストや模様をペイントした。店のプロモーションミュージックはサウンドクリエーターのDaisuke Tanabeさんが担当。琵琶湖の音や近くの山の音なども織り交ぜ、音楽に連動して模様が動く映像も流す。喜内さんは「カフェにいる人、見える景色、音楽も全てが空間の構成要素。自分だけの模様を見つけて、そのイメージが記憶として残るとうれしい」と話す。
びわこ文化公園は約43ヘクタールの敷地内に遊具、美術館、図書館、日本庭園などがある。滋賀県がPark-PFI(民間資金活用による社会資本整備)制度を活用し、指定管理者に選ばれたびわこ文化公園ゆうゆうパートナーズ(代表企業=西武造園)が公園とカフェを管理している。カフェのオープンに合わせて、公園内に大屋根付きの休憩スペースや自然の中でテレワークができる施設もオープンする。
営業時間は9時~17時。月曜定休(祝日の場合は営業)。バーベキューは予約制。