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草津の水生植物園でニューサイラン開花 1996年の開園から初めて

開園から27年で初めて咲いたニューサイラン

開園から27年で初めて咲いたニューサイラン

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 水生植物公園みずの森(草津市下物町)のニューサイランが1996(平成8)年の開園から初めて開花した。

大きく育ったニューサイラン

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 6月上旬に、植物の手入れをしているボランティアが開花を確認した。ニューサイランの大きく成長した株の中心から真っすぐ伸びた黒い茎から分かれた枝に、細長く赤い唐辛子に似た花が20個ほど咲いている。多くの来園者がカメラを構え、ニューサイランの花を撮影していた。

 ニューサイランはニュージーランド原産の多年草で、細長い葉が株元から扇状に生える。同園では開園後に植え、20年前に「丘の上の花園」の現在の場所に植え替えた。園長の中井大介さんは「観葉植物として、ほかの花の背景のような位置づけだった。花が咲くとは想定していなかったので開花を確認した時は驚いた。花が咲いて初めて初夏に花を付ける植物なのだと知ったくらい全くノーマークだった。なぜ20年以上たって初めて咲いたのかは分からないが、株が大きく育ったことで花を付けたのではないか」と話す。

 「咲いた花は1週間ほどで落ちてしまうが、まだつぼみもあるので6月下旬ごろまで順番に咲くと思う。ニューサイランは『40年に一度しか咲かない』とも言われているが、もしかしたら来年も咲くのか、今年だけなのかはまだ分からない」と話す。

 開園時間は9時~17時(入園は16時30分まで)。入園料は、大人=300円、高校生・大学生=250円、65歳以上150円、中学生以下無料。月曜休園。

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