「おいで野洲ひまわり迷路」が現在、めんたいパークびわ湖(野洲市吉川)の向かいの畑で開催されている。
耕作放棄地の解消と地域の観光推進のために市内の若手農業者が始めたイベントで、琵琶湖岸の約4500ヘクタールの畑に4万5000本のヒマワリを植え、迷路にしている。背丈が140センチ~180センチに育つ「ジュニアスマイル」の種をまいたが、種まき後に大雨が降ったことから、南側の一帯が発芽不良で育たなかった。北側から移植したが、南側は背丈が低いまま開花した。実行委員長の三浦大介さんは「南側が低く、北側が高い迷路になった。南側から見ると階段状になって手前も奥も見渡せるので結果的に良かったかもしれない」とほほ笑む。
今年は南側にベンチやフレームを置き、写真撮影スポットを設けた。三浦さんは「思い出に残る写真を撮ってもらえれば」と話す。迷路内で撮影した写真をインスタグラムにハッシュタグ「#おいで野洲ひまわり迷路フォトコン2023」を付けて投稿する写真コンテストも行う。入賞者には新米やジャムを進呈する。
迷路内にはスタンプラリーポイントがあり、展望台からポイントを探す来場者も見られた。彦根市から来た家族の母親は「めんたいパークに遊びに来たら、目の前にヒマワリが咲いていた。子どもたちの写真も撮影できて良かった」と喜んだ。
三浦さんは「今年はヒマワリが咲いてから雨が降らないのでヒマワリの元気がなくなってしまうかもしれない。早めに来場してもらえれば」と呼びかける。
開催時間は9時~17時。入場料は500円、小学生以下無料。駐車場はめんたいパークを利用。8月6日まで。