Bリーグ2部の滋賀レイクス所属のキーファー・ラベナ選手が8月22日、「FIBAバスケットボールワールドカップ(W杯)2023」のフィリピン代表メンバーに選出された。
ラベナ選手はフィリピン代表として、川真田選手は日本代表としてW杯に出場する
ラベナ選手は1993年フィリピン生まれの29歳。身長183センチ、体重82キロ、ポジションはポイントガード、シューティングガード。各世代の代表に選出され、2019年のW杯にも出場した。
2021-22シーズンから滋賀に加入し、今季で在籍3季目。2シーズンで1000得点、500アシストの記録を達成。「プレーだけでなく、姿勢でエネルギーをもたらしたい」とチームメートを鼓舞し、最後まで戦う姿勢を見せ続け、チームをけん引してきた。
2022年1月に台風22号でフィリピンが被害を受けた時は、自ら募金ブースに立ち募金を呼びかけ、バスケットボールシューズをチャリティーオークションに出品するなどコート外でもプロスポーツ選手として振る舞う。
ラベナ選手は「滋賀レイクスを代表して、そして母国のフィリピンを代表して、W杯2023をフィリピン国内でプレーできることをうれしく思う。フィリピン代表チームとして良い結果を残せるように頑張る」と意気込みを見せる。
滋賀の原毅人社長は「フィリピンの英雄として、母国フィリピン、日本バスケットボール界でもその存在を認識されており、両国が共催国となる今大会はラベナ選手にとっても大きな意味を持ち、今夏の選考期間はキャリアの中でも非常にタフなものだったのではないかと想像している。川真田紘也選手に続き、ラベナ選手もレイクスとそれぞれの母国を背負ってW杯に向かっていくことを大変誇りに思う。滋賀からも、フィリピン現地のファンに負けないくらいの応援をラベナ選手とフィリピン代表チームに送りたい」とエールを送る。
FIBAバスケットボールW杯2023は8月25日から9月10日まで、フィリピン・インドネシア・日本で開催される。フィリピン代表は25日、フィリピンで開催されるドミニカ共和国代表戦で初戦を迎える。