Bリーグ2部所属滋賀レイクスの2023-24シーズン新体制発表記者会見が8月27日、滋賀ダイハツ販売本社プロモーションセンター(栗東市大橋4)で開催された。
現在FIBAワールドカップ(W杯)2023に出場している日本代表の川真田紘也選手とフィリピン代表のキーファー・ラベナ選手を除く11人の選手とダビー・ゴメスヘッドコーチ(HC)、多治美篤アシスタントコーチ(AC)、八幡幸助AC兼ゼネラルマネジャー(GM)補佐、原毅人社長兼GMが出席。一般公開の記者会見で、約30人のファンクラブ会員が来場した。
原社長から改めて「B1昇格、勝率8割、B2プレーオフ優勝」の目標が発表され、キャプテンの柏倉哲平選手は「昨シーズンの悔しさを知るメンバーとしてその思いを一試合一試合全てにぶつけたい。個性豊かなメンバーを生かすのはもちろん、個人としてはよりアグレッシブにゴールに向かうことと、粘り強いディフェンスに注目してほしい」と意気込みを語った。
昨季途中で加入した19歳以下日本代表の湧川颯斗選手は「本気で昇格を目指す環境でバスケができることに感謝したい。大型ポイントガード(PG)として、今までにないPGとしてゲームを展開していくことに注目してほしい」と話した。
副キャプテンの眞庭城聖選手は「勝つことはもちろん、エンターテインメント性も大事にして、チームの絆を見せて観客を楽しませるチームにしたい」と意気込む。
新加入の田原隆徳選手は「B1に絶対に昇格すると断言する。皆さんも周りを巻き込んでほしい。チーム、フロント、滋賀県全体を巻き込んでやっていきたい」と決意を述べた。
W杯に出場しているラベナ選手について柏倉選手は「会場の雰囲気も変えられる貴重な選手。チームリーダーとしてプレーだけでなく、言葉でもチームをポジティブにしてくれるエネルギーのある選手。今年強い思いを持って滋賀で戦うと決めてくれたと思う」と期待する。
川真田選手の活躍ぶりには「本当にマイキーかなと思った」と笑いを誘った。「昨季から段違いの選手になっている。代表で培った自信を持って、チームでも戦ってほしい」と話した。
京都市から来た女性は「ユニホームを着ている選手を見て、シーズンが始まるという期待が高まった。選手が『エンターテインメント性も大事にしていく』と言ってくれたのがうれしかった。勝つだけを楽しみにしているわけではなく、チームとしてのまとまりや仲の良さ、高め合っていく姿を見せてもらいたい」と話した。
B2リーグは10月5日に開幕。滋賀の初戦はアウェーで、10月7日・8日の熊本ヴォルターズ戦。ホーム開幕戦は10月14日・15日に滋賀ダイハツアリーナ(大津市上田上中野町)で開催されるライジングゼファー福岡戦。