Bリーグ2部の滋賀レイクスが9月26日、三日月大造滋賀県知事を表敬訪問した。
滋賀レイクスの原毅人社長とキャプテンの柏倉哲平選手、野本大智選手、川真田紘也選手が訪問し、2023-24シーズンの展望について報告した。
当日は、原社長が「B2リーグを制覇し、1年でB1に昇格するため、フロント、チーム、ファンが一丸となって戦っていく」と決意を見せた。降格したが、ファンクラブ会員の人数やイベントの集客、開幕戦の来場見込み数が昨年を上回っていることも報告した。
「FIBAバスケットボールワールドカップ(W杯)2023」に日本代表として出場した川真田選手が所属する同チームに感謝して、「バスケブームが来ていると感じている。応援しようという人が増え、町が元気になる。滋賀に根付くプロバスケチームとしてレイクスが盛り上げに一役買ってくれている」と三日月知事。「降格は悔しいが、降格をばねにB2優勝してB1に戻ってほしい。開き直って今までできなかったことをやってほしい」と激励した。
三日月知事の「B1からB2になって変わったことは何か」という質問には、川真田選手が「リングが低くなった」と冗談で返し、笑いを誘った。原社長は「地元で優勝の瞬間を迎えられることがB2のよさ。滋賀で優勝の瞬間を皆さんと味わえる」と答えた。
日本代表活動中に右手第4中手骨を骨折した川真田選手は「けがは順調に治っている。トレーナーと話し合っていつ復帰するかを決める」と話した。W杯での経験については、「NBA選手もいる高いレベルで勝負するのは、なかなか経験できることではない。経験を自分のキャリアのステップアップに生かして頑張っていきたい」と話した。
プレシーズンゲームや天皇杯で活躍した野本選手は「昨シーズンとは違い、オフェンスに絡むことも多くなる。僕の持ち味を出せると思うので、開幕までにもっと上げてプレシーズンゲームよりもっと活躍できるように頑張りたい」と意気込んだ。
今年のチームについて、柏倉選手は「誰が試合に出ても自分の色を出せる。コート上だけでなくベンチでもチームのために皆が声を出している。絶対的なエースがいない分、チームのために必要なことができる選手が集まっている。日替わりでヒーローが出てくるのではないか。チームとしての爆発力を楽しみにしている」と期待を寄せる。
B2リーグは10月5日に開幕。滋賀の初戦はアウェーで、10月7日・8日の熊本ヴォルターズ戦。ホーム開幕戦は10月14日・15日に滋賀ダイハツアリーナ(大津市上田上中野町)で開催されるライジングゼファー福岡戦。