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琵琶湖岸のイングリッシュガーデンで秋バラ見頃 「秋のガーデン音楽会」も

見頃を迎えたイングリッシュガーデンのバラ

見頃を迎えたイングリッシュガーデンのバラ

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 びわ湖大津館イングリッシュガーデン(大津市柳が崎)のバラが現在、見頃を迎えている。

びわ湖大津館の前に咲くバラ

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 5900平方メートルの英国式庭園に約300種3000株のバラを植栽している同園。秋は約150種1200株のバラが咲く。園内はバラの品種名によって「画家ゾーン」「音楽家ゾーン」など6ゾーンに分けており、琵琶湖の景色や、滋賀県初の国際観光ホテルを復元・改修したびわ湖大津館などを背景に咲くバラを楽しむことができる。

 庭園を管理する京阪園芸の中川恵美子さんによると、例年通りに秋バラの時期に合わせて9月上旬にせん定したが、気温が下がらず、花が咲かない枝が多く、現在の開花は例年の7割程度という。「このまま咲かないかと思われたが、また暑くなって、これからつぼみが開花すると思う。順番に咲くので長い期間バラを見てもらえるのでは」と中川さん。

 春バラに比べると花数は少なく花も小さいが、秋バラはゆっくり花が開くことから、色が深く、香りも高いという。中川さんは「私は秋の夕暮れのバラが一番好き。色が深いバラに、夕陽が当たって美しい」と話す。

 日野町から来園した土川諄花(じゅんこ)さんはバラの写真を撮りながら「毎年春にも秋にも撮影に来ている。秋は春のような華やかさはないが、落ち着いた色のバラが撮影できる。少し色あせて散りかけのバラが頭を垂れている姿を撮影して、秋のもの悲しさを表現したい」と話す。

 同園では現在、秋バラの季節に合わせて「秋のローズフェスタ」を開催している。11月4日・5日は「秋のガーデン音楽会」を開く。中川さんは「見頃は11月半ばまでだが、遅く咲いたバラは11月末まで咲いていると思う。今週末にはつぼみがたくさん開くと予想されるので、秋のバラをゆっくり楽しんでもらえたら」と呼びかける。

 営業時間は9時~17時。入園料は、大人=330円、小中学生・65歳以上=160円。「秋のローズフェスタ」は11月12日まで。

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