小中学生が古本やおもちゃなどを販売する「まちなか・こども商店街」が3月20日、丸屋町商店街内の大津祭曳山展示館(大津市中央1)で開催される。
小中学生が出店し、自分が使わなくなった古着や古本、おもちゃ、制服などを販売するイベント。イベント限定の商店街通貨でやりとりし、余った商店街通貨は4月30日まで丸屋町商店街の20店舗で買い物に使用できる。
イベントを主催するしがローカルSDGs研究会の辻博子さんは「町で小さな循環が起こることでごみが減り、人の意識が変わることを目指して活動している。物に対する『ありがとう』の気持ちを譲り、子どもたちが物の循環や物を大切にする気持ちを広げるきっかけにしたい」と話す。「商店街通貨を使うことで、商店街で買い物をする機会を増やし、活性化にもつながれば」とも。
同研究会は滋賀県立大学(彦根市)で開講している地域再生のリーダーとなる人材を育成するプログラム「近江環人地域再生学座」の8期生を中心に2013(平成25)年から活動している。辻さんは「環境セミナーをしても一部の人しか来てもらえない。子どもの育ちにつながるイベントをすることで、大人たちにも伝えていきたい。分かっていても行動できなかったことをするきっかけになれば」と期待する。
当日は、丸屋町商店街一帯で、子どもがSDGsについて学べるワークショップ「子どもまちづくりフェス」と、弁当やパンの販売などを行う「まちなか・んぽぽフェス」も同時に開催される。
開催時間は10時~~14時(同時開催イベントは15時まで)。現在、小中学生の出店者を募集している。