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守山市の小学生が保護猫支援プロジェクト オリジナル猫グッズを作成

保護猫活動支援プロジェクトを始めた大西さん

保護猫活動支援プロジェクトを始めた大西さん

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 守山市の小学生が現在、保護猫活動を支援するために猫グッズを販売し寄付するプロジェクトに取り組んでいる。

ビジネスコンテストに出場した大西さん

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 小学6年生の大西愛依さんは2021年に保護猫の譲渡会で猫が年間1万匹以上殺処分されていることを知った。「猫好きとしてはいてもたってもいられなくなった。少しでも減らしたいと思い、自分に何ができるか考え始めた」と振り返る。

 オンラインで子ども向けのビジネススクールを受講していた大西さんは「保護猫を助けたい」という思いとビジネスを両立する方法を模索し始めた。2023年4月にはビジネススクールが主催した「子ども社長祭り」に出店。猫のイラストを描いた皿や手作りのアクセサリーなどを販売し、売り上げを保護猫団体に寄付。

 大西さんは、ビジネスコンテストのファイナリストに残ったことをきっかけに、保護猫を支援するために持続的なビジネスとしてオリジナルグッズを販売するサイトの立ち上げを目指し、1月25日からクラウドファンディング「キャンプファイヤー」でプロジェクトを始めた。

 クラウドファンディングのリターンは大西さんがデザインした「さくら猫(不妊手術や去勢手術をした野良猫)」のキャラクターをLINEスタンプやトートバッグ、Tシャツなどのオリジナルグッズ。リターンの原価計算や発注も大西さんが自ら取り組んだ。売り上げの10%を保護猫団体「ねこしあぎふ」と「しっぽ救援隊」に寄付し、持続的に寄付するために販売サイトの立ち上げを目指す。

 大西さんは「グッズ販売のほか、保護猫の飼い主募集のサイトにリンクできるようにして、毎月寄付できる機能も追加したい。保護猫団体の人に小学生に何ができるか相談した時に『保護猫のことを発信してほしい』と言われたので、このプロジェクトを通して保護猫やさくら猫のことを多くの人に知ってもらいたい」と意気込みを見せる。

 クラウドファンディングは2月22日まで受け付ける。

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