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草津の小学校に鉄棒を寄贈 遊具販社、五輪出場選手交え体育遊びの指導も

南笠東小学校の児童と居関さん、我孫子さんら

南笠東小学校の児童と居関さん、我孫子さんら

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 遊具を販売するエール(大津市神領3)が2月20日、外あそび体育遊具協会の委託を受けて南笠東小学校(草津市南笠東4)に鉄棒6台を寄贈し、体育遊び授業を行った。

元陸上選手の我孫子さんらが指導した

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 寄贈したのは、移動式で屋内外で使用できる安田式テクノロマン低鉄棒で、高さ80センチと90センチ、100センチの鉄棒2台ずつ6台。外あそび体育遊具協会の「幼稚園・保育園と小学校連携合同体育遊び鉄棒寄贈事業」として、2023年度中に県内の6校に鉄棒を寄贈する予定で、同小学校が4校目となる。

 この日は小学2年生2クラス43人が参加する中、安田式体育遊び研究所所長の居関達彦さんとロンドン五輪陸上棒高跳び日本代表の我孫子智美さんらが体育遊びを指導した。

 子どもたちには授業の冒頭で、居関さんが「できなくても気にしない」と伝え、ジャンプしながらのリレーや腹筋しながらのじゃんけんなどの後、鉄棒を使ったサーキット運動を指導。授業中の45分間にわたり、子どもたちの待ち時間がないように配慮。大きな声を上げながら楽しそうに取り組む子どもたちの姿が見られた。

 居関さんは「子どもたちの体力低下が問題になっているが、順番に並んで一つの技を習得する体育の授業は、『上手にしないといけない』というプレッシャーで体育嫌いの子どもを増やしてしまう。サーキットのような遊びの中で失敗しても何度も繰り返し、熱中して楽しんで取り組むと、自然と技ができるようになる」と話す。

 同小学校の堀江和男校長は「握力の低い子どもが増えているので、何とかしたいと思っていた。我孫子さんが授業してくれると聞き、申し込んだ。今日の授業は運動量が十分に確保されていて、全ての運動の基礎になる動きがあった。楽しみながらゲーム感覚で取り入れたい」と話す。

 我孫子さんは「チャレンジしていけばどんどんできることが増えていく。これからも体育遊びを指導していきたい」と話す。

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