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大津市在住の宮島未奈さん、「成瀬は天下を取りにいく」で本屋大賞受賞

膳所駅の「ようこそ!成瀬の住むまちびわ湖大津へ」の看板には早速、「本屋大賞受賞」を祝う文字が追加された

膳所駅の「ようこそ!成瀬の住むまちびわ湖大津へ」の看板には早速、「本屋大賞受賞」を祝う文字が追加された

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 大津市在住の作家・宮島未奈さんが4月10日、大津市が舞台の青春小説「成瀬は天下を取りにいく」で第21回全国書店員が選んだいちばん!売りたい本2024年本屋大賞を受賞した。

「成瀬は天下を取りにいく」と成瀬お勧めの「湖の駅浜大津おいしや」の近江牛コロッケ&だしまき膳

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 「成瀬は天下を取りにいく」は宮島さんのデビュー作。中学2年の主人公「成瀬あかり」が「この夏を西武にささげようと思う」と宣言して西武大津店の閉店まで毎日、地元ニュースの中継に映り込もうとする「ありがとう西武大津店」、「お笑いの頂点を目指そうと思う」と宣言して幼なじみの島崎みゆきを巻き込み漫才コンビ「ゼゼカラ」を結成してM-1グランプリに出場する「膳所から来ました」などが収録されている。販売では14刷40万部を突破。坪田譲治文学賞や静岡書店大賞などを受賞。受賞は今回が14回目。

 出版社を通じて宮島さんは「推してくださった方々のおかげで、成瀬あかり史に2024年本屋大賞第1位が刻まれました。いつか天下を取る日まで、引き続き見守っていただけると幸いです。膳所から世界へ!」(原文ママ)とコメントした。

 現在、大津市内では「成瀬は天下を取りにいく」と続編の「成瀬は信じた道をいく」ゆかりの地を巡るスタンプラリー「この春を成瀬に捧(ささ)げるスタンプラリー」が開催されている。

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