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守山で母と娘の絵画展 14歳の娘が描く「かわいい物」と母が描く娘

14歳の杉本湖子さんと母の竹林柚宇子さん

14歳の杉本湖子さんと母の竹林柚宇子さん

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 守山市在住の杉本さん親子の絵画展「現代美術展-現代への視点2024『つながる つなげる』絵を描く母娘(ははこ)の展覧会が8月31日から、守山市民ホール(守山市三宅町)展示室で開催されている。

サバやエビを鮮やかな色彩で描く杉本湖子さんの作品

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 14歳の杉本湖子さんと、日本画家・竹林柚宇子として活動する母親の優子さんの作品を展示する。湖子さんはエビやサバ、カボチャ、熱帯魚など「身近にあるかわいい物」をアクリル絵の具、金箔(きんぱく)、クレヨンを用い鮮やかな色使いで描いた作品24点を出展。竹林さんは湖子さんの誕生以来、湖子さんをモデルに描き続けている。竹林さんは「湖子を描いているが、湖子を見せていない。『自分もこういう時があったな』と絵に自分を投影してもらえるようなものを描いている。新作で描いたのは、中学3年の難しい年頃の迷い。これからも『今年の湖子』を描いていく」と話す。今回の展覧会では、人物画を15点出展する。

 竹林さんは「湖子の絵は等身大の14歳の絵。なぜ、イセエビではなく、スーパーで売っているボイルエビを描いたのか不思議に思ったが、14歳の感性で伸び伸びと描いている。そういう時期の絵はあまり人に見せる機会がないが、インスタグラムで公開したら反響があった」と話す。2023年12月に京都市のギャラリーで湖子さんの個展を開くと、「地元の守山で、親子で展覧会をしてほしい」という声がかかったという。竹林さんは「湖子がやりたいというのに、母親が『できない』というのはかっこ悪いと思って展覧会をすることにした」と振り返る。

 2日間で366人が来場。東近江市から来場した男性は「色使いがかわいらしくて、何気なく見ている物、自分なら描こうと思わない物を美しく描いている。たまたま通りかかって見に来たが、いい絵が見られてラッキーだった」と話した。

 「小さい頃から家に画材があり、絵を描く場所もあった。今後は美術系の高校に進学し、将来も絵を描き続けたい」と話す湖子さん。「かわいい物を描いているので、絵を見てかわいいと思ってもらえたら。母とは絵のタッチが全く違うので、その違いも楽しんでもらいたい」と呼びかける。

 開催時間は10時~17時。入場無料。9月8日まで。

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