大津駅前の寺町通り商店街(大津市)は2010年度までに、歩道を大幅に拡幅し、外観を町屋風に統一するなど街並み再生事業を本格化する。
この事業は、大津市の「中心市街地活性化基本計画」の中核事業に位置づけられており、老朽化が進むアーケードを撤去し店舗の外観を町屋風に統一するほか、新たなテナント誘致なども進め、「大津百町」として特色を生かした歩きやすい商店街に再生することを目指すもの。
同商店街は駅前から浜大津方面へ約300メートルの通りで、計画では車道を現在の幅7.5メートルから5メートルに整備し、二車線の車道を北向き一車線の一方通行とする。電柱を地中化し歩道を現在の2倍の3メートルに拡幅する予定も。このほか、交流・集会スペースやまちかど広場、情報発信拠点など人々が集う情報発信拠点であるコミュニティー施設整備も計画する。
活性化委員会の担当者は「県庁所在地のある大津駅前のにぎわいを取り戻し、人々が集まる街づくりを目指したい」と期待を込める。