近江牛丸ごと使う「近江牛丼」、開発進む-具材はすべて滋賀県産

「近江牛丼」。具材には近江牛のほか、織田信長ゆかりの「赤こんにゃく」や「信長ねぎ」、「シイタケ」などすべて滋賀県産のものを使う。

「近江牛丼」。具材には近江牛のほか、織田信長ゆかりの「赤こんにゃく」や「信長ねぎ」、「シイタケ」などすべて滋賀県産のものを使う。

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 食品製造・販売を手がける「いのうえ」(大津市丸の内町)と製作会社「ユーストン」(粟津町)、近江牛専門店のサカエヤ(草津市追分町)は共同で、「本物の近江牛を知ってもらおう」と「近江牛丼」の開発に取り組んでいる。

 同商品は、びわ湖放送の番組「勇さんのびわ湖カンパニー」(毎週金曜24時20分~25時)の企画。昨年、話題を集めた「大津まるごとカレー」に次ぐ第2弾となるもの。今回は、「滋賀県が誇る近江牛を県内の人でも食べたことがない人がいる。本当の近江牛の味を知ってほしい」(いのうえの井上修司さん)と近江牛の味がわかりやすい「牛丼」を企画した。

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 使用する牛肉は木下牧場(近江八幡市)の近江牛2頭。サカエヤの新保吉伸社長は「販売側の思いだけでは実現できなかった。木下牧場さんの『自分たちの育てた最高の近江牛を滋賀県の人に味わってもらいたい』との思いがあったからこそ」と話す。

 具材には近江牛のほか、織田信長ゆかりの「赤こんにゃく」や安土特産の「信長ねぎ」、滋賀県唯一のキノコマイスターの資格を持つ杉田さんが作る「シイタケ」など、すべて滋賀県産のものを使う。「最高の近江牛にふさわしい丼ができる」(井上さん)。

 井上さんは「今回の取り組みもたくさんの人の思いが詰まっている。地元メディアを通じて完成した商品だけではなく、できる過程を知ってほしい。少しでも近江牛の良さを知ってもらいたい」と期待を寄せる。

 レトルトパック1食入りで、価格は「通常販売ではあり得ない」(井上さん)680円を予定。限定1万食。3月中旬の完成を目指し、滋賀県内のローソン全店などで販売が決まっている。