滋賀産の野菜を使った「滋賀まるごとカレー」が完成し、県内のセブン-イレブンで8月18日から販売が始まった。
「大津まるごとカレー」「近江牛丼」などに続く地産地消第3弾として、食品製造・販売を手がける「いのうえ」(大津市丸の内町)が企画した同商品。今年3月より「滋賀で採れる良いものを使い『昔懐かしい味のカレー』を作りたい」(同社取締役の井上修司さん)と、環境・農業・音楽などをテーマに地域密着キャンペーン「Love.shiga」を推進するエフエム滋賀と共同で商品開発を進めてきた。
今回のカレーの具材には、藤井農園(近江八幡市)のタマネギを使用し、JAレーク大津・おうみ富士・道の駅からすまの生産者から仕入れたジャガイモを入れている。肉には井ノ口牧場(東近江市)の近江牛1頭分(300キロ)を使用する。ルーには隠し味に茶谷農園(近江八幡市)のスイカを入れる。
パッケージは、入っている具材が一目でわかるように描いたデザインに仕上げ、裏面は第1弾より続けている「生産者の顔が見える商品に」(井上さん)と、それぞれの具材を作った生産者の写真を掲載している。
井上さんは「素材集めから販売店確保まで今回は大変だったが、最高においしいカレーができた」と話す。「購入客からは『昔懐かしいカレーというコンセプトがしっかり伝わってくる』と好評を得て、すでにリピーターで買ってくれる人もいる」とも。
同商品は、滋賀県内のセブン-イレブンで販売、8月23日からは平和堂アルプラザ全店でも販売する。限定2万食。レトルトパック1食入りで、価格は350円(200グラム)。