見る・遊ぶ

赤穂浪士らが瀬田川沿いで「元禄マラソン」-討ち入り装束で

大石内蔵助を先頭に仮装して瀬田川沿いを走るびわこ走友会のメンバー

大石内蔵助を先頭に仮装して瀬田川沿いを走るびわこ走友会のメンバー

  • 0

  •  

 赤穂浪士の討ち入り装束で仮装したランナーが走るイベント「元禄マラソン」が12月9日、瀬田川沿いで行われた。

スタートの石山寺山門前に集合した元禄マラソン参加者(写真提供=びわこ走友会)

[広告]

 毎年、赤穂浪士が吉良邸に討ち入った12月14日に近い日曜日、大石内蔵助の祖先の地である大石の浄土寺(大石東1)で行われる大石家の追善墓前祭に合わせて開催している同イベント。今年は、びわこ走友会のメンバーら30人が参加している。同会のメンバーを中心に1980(昭和55)年から33年連続で開催している。

 この日、朝9時に県内各地から集まったランナーらが赤穂浪士の討ち入り装束に身を固め、やりや刀を持ち「えいえいおー」の掛け声とともに石山寺山門前をスタート。コースは、石山寺から平津峠、南郷洗堰の瀬田川沿いから関の津峠を越え大石の浄土寺までの約7キロ。大石内蔵助を先頭に仮装して走る姿に行き交う人も驚きの表情を見せる中、ゴール前の浄土寺には横断幕や旗、看板が立ち並び、拍手で多くの人に迎えられた。同寺の境内で「討ち入りうどん」で締めくくった。

 飛び入り参加したランニング仲間の中村絵美さんと竹内香織さんは「初めは恥ずかしかったが、たくさんの人に見られ走っているうちに楽しくなってきた。また参加したい」と笑顔を見せていた。

 同会代表の遠藤寛さんは「今年も遠くは彦根から多くのメンバーが集まったが、33年連続とあってうれしい。このマラソンから墓前祭も盛り上がってきたが、来年は四十七士で走りたい」と来年に向けて意気込む。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース