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大津市北比良のギャラリーで「夏ノ箱庭」ー陶芸家四人合同企画展

玄関を開けると、そこには数々の陶芸作品が展示され、その奥にはガラスの壁越しに大きな苔山が待ち構える

玄関を開けると、そこには数々の陶芸作品が展示され、その奥にはガラスの壁越しに大きな苔山が待ち構える

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 大津のギャラリー「サラ」(大津市北比良、TEL 077-532-9020)で8月10日より山本哲也さん、矢島操さん、郡司庸久さん、郡司慶子さんの四人の陶芸家による合同企画展「夏ノ箱庭」が開催されている。

「箱庭のように楽しく感じてもらえたら」と家具と一緒に展示された陶芸作品

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 同ギャラリーは今年で24年を迎え、現在の場所に移転して3年になる。庭に薪が積み重ねられた家が建ち並ぶ比良山のふもとの閑静な住宅街にひっそりと佇む。周辺は2005年8月湖西道路が無料開放、2012年末には志賀バイパスが全面開通された影響もあり、年々観光客も増えているエリア。

 移転前、同店では陶器や漆塗りの椀といった工芸作品を中心に扱っていたが、北比良に移ってからは絵画やオブジェを展示できるスペースを設け、幅広い作品を取り扱うようになった。黒い漆喰塗りの展示スペースは吹き抜けで、天井までの高さは7メートルある。大きな立体作品はそこに展示される。また、店の中央に大きな苔庭があり、中庭に面した壁は一面ガラス張りになっており、店内のどこからでも中庭の様子を眺められる。

 毎月、違った企画展を開催。100坪ある店舗の奥にはカフェスペースもあり、中国茶や中華粥のランチ(要事前予約)を楽しむことができる。女性客の来店が多いが、単独の男性や家族連れ、カップルでの来店も見られ、幅広い層が訪れる。住宅街を散歩している途中に偶然前を通りかかり、吸い込まれるように店内に訪れる人もあるとのこと。

 オーナーの塚原令子さんは「『夏ノ箱庭』というタイトルの通り、店を箱庭に見立て、家具などを使って楽しく感じてもらえるように作品を展示した。手にとって、宝物になるものを見つけに来て欲しい」と来店を呼び掛ける。

 開催時間は11時~17時。入場無料。火曜、水曜休廊。9月1日まで。

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