イオンモール草津(草津市新浜町)で12月22日「第5回キッズダンスフェスティバル2013 スーパーグランプリX'mas決戦大会」が開催され、彦根市の姉妹チーム「Cats'n Rats(キャッツンラッツ)」がグランプリを獲得、大会初の連覇を果たした。
準グランプリに輝いた「Boogie Down Bounce」
小学6年までのダンスを楽しむ子どもたちに発表の場を提供することを目的に開催されている同大会は今年で5年目。本年度行われた3回の予選大会(全84チーム参加)で入賞した24チームに昨年度グランプリの「Cats'n Rats」を加えた計25チームがスーパーグランプリ(賞金20万円)をかけてダンスバトルを繰り広げた。審査にはERI(姫、CaLeidScope)、YURI(甘い飴)、KAZUKIYO(BOUNSTEP)、Chikaya(AIR:LIVE+PENGUIN)のプロ審査員4人と一般審査員8人があたった。
グランプリに輝いた「Cats'n Rats」は、彦根市の三松新菜さん(小学6年)と彩葉さん(小学4年)の姉妹ダンスチーム。選曲、振り付け、衣装を全て2人で考案。昨年も絶賛されたキレのいいヒップホップダンスを披露、見事25チームの頂点を射止めた。「どのチームも上手でレベルが高い中、優勝できてとてもうれしい。私たちらしさを出せて楽しく踊れた」と姉の新菜さんは笑顔で喜ぶ。「去年もとてもうれしかったが2年連続で優勝できて本当にうれしい。これからも頑張りたい」を妹の彩葉さん。準グランプリには「Boogie Down Bounce」(兵庫県)(2年連続)が輝き、審査員特別賞には予選大会ステージ3優勝の「ずぅ。」(大阪府)が選ばれた。
審査委員長のERIさんは「構成力、振り付け、衣装、パフォーマンスなど年々参加チームのレベルが上がり、大人が負けてしまうんじゃないかと思うくらい。指導する先生方の頑張りも感じられる。上位入賞チームは振り付けを『踊らされている』のではなく自分が感じたままに素直に踊っていた。それが自然な笑顔、楽しさ感につながり見るものに伝わる。審査もナチュラルにいいなと思うチームを評価した」と語る。
同フェスを主催するNPO法人キッズダンスフェスティバル理事長石澤正義さんは「大会を主催して5年。計18ステージを見てきたが数段レベルが上がってきている。まさに『じぇじぇじぇ』という感じだ。入賞できなかったチームも悔しさをバネに来年は『倍返し』の気持ちで頑張って欲しい。人生は長い。どんなことも勝ち続けることは出来ない。負けないと次の勝ちもない」と流行語も交え子どもたちにエールを送る。
プログラム途中には滋賀発ダンス&ボーカルユニット「フリルフルール」、妹分の「フリフルシスターズ」のミニライブ、バルーンパフォーマー「つくもん」のバルーンアートショー、2010年度グランプリチーム「LAZU」によるダンス披露も行われた。
同大会ハイライトは1月25日14時30分から、びわ湖放送で放映される。大会結果はホームページで確認できる。