創業3年以内の事業者だけが出店する「創業応援マルシェ」が12月22日、守山宿・町家「うの家」（守山市守山1）で開催される。

豚汁を提供するMindupGarden

　町家を改装した「うの家」の敷地内に、滋賀県産の近江鶏を使った弁当やインドの家庭料理、豚汁などの飲食ブースのほか、布小物、ドライフラワーなどの物販ブース、子ども向けのワークショップなど17店が出店する。

　出店者は全員が創業3年以内、もしくは創業予定の起業家。守山市は「起業家の集まるまち守山」を掲げ、積極的に起業家支援を行っている。守山商工会議所では毎年創業塾を開き、起業に必要な経営知識や労務管理、ビジネスプランなどを講義している。中小企業診断士として3年間、創業塾の講師を務めた中小企業診断士の内藤朗人さんが「多くの『起業をしたい』という人に出会ったが、本当に創業したのは2割程度。『失敗したらどうしよう』と迷っている人の背中を押したい」と感じ、創業応援マルシェを企画した。

　会場ではアンケートを行い、来場者からの意見を出店者にフィードバックする。内藤さんは「創業応援マルシェはテストマーケティングの場でもある。自分の作ったものが受け入れられるのか、どんなニーズがあるのかなどを知るきっかけになる」と話す。

　「集まった人たちは同じ思いを持つ仲間たち。情報交換し、アイデアをもらい、お互いに切磋琢磨（せっさたくま）してほしい。来場者には『未来の名店』を見つけて、ファン第1号になってもらえれば」と呼びかける。

　開催時間は10時～15時。