京阪電車の車内で「文化祭」-日本で一番細長い美術館に

写真=車内に展示されている作品の数々。

写真=車内に展示されている作品の数々。

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 京阪電気鉄道石山坂本線で11月7日より、車内にさまざまな参加団体のアート作品を展示する「石坂線みんなで文化祭2009~日本で一番細長い美術館~」が開催されている。

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 同イベントは、京阪大津線の利用促進を図ることを目的とした市民団体「大津の京阪電車を愛する会」(TEL 077-528-2736)が主催するもので、坂本駅から石山寺までの21駅・14.1キロを電車でつなぐことで細長い美術館に見立てている。

 2両編成の車両には、沿線にある中学・高校・大学の生徒作品である書道や絵画のほか、写真、ポスターデザイン、「味覚を表現」した独創的で色鮮やかな作品など360点を展示し、乗客の目を楽しませている。

 坂本駅では、地元の西教寺が「お寺deアートin西教寺チーム」として初参加し、駅前の木の枝にいくつもの水が入ったゴム手袋をつり下げる作品「木とあくしゅ」を展示している。

 同会事務局の奥川豪さんは「京阪膳所駅では葉書サイズの用紙を配布しており、絵などを描いて提出してもらえば誰の作品でも車内に展示している。参加型のイベントを行うことで少しでも京阪電車を身近に感じてもらえれば」と話す。

 今月23日まで。

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