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紅葉イベント「ときめく比叡山坂本」初開催へ-文化芸能ステージも

日吉大社の門前町である坂本には参道付近の延暦寺の里坊を中心に「穴太衆積み石垣」といわれる石積みが展開する

日吉大社の門前町である坂本には参道付近の延暦寺の里坊を中心に「穴太衆積み石垣」といわれる石積みが展開する

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 比叡山坂本活性化実行委員会(坂本観光協会)は11月23日・24日、「紅葉のさかもと 石積みの里めぐり」(22日~25日)に合わせて、「里坊拝観」「茶会」「文化芸能ステージ」を展開する「ときめく比叡山坂本」を初開催する。

日吉大社のライトアップ

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 昨年の「石積みの里巡り」は5日間の期間中、約4000人が訪れた。「作り道」と呼ばれる延暦寺や日吉大社に参拝する旅人相手に商売をしていた町家が軒を連ねる通りには、「本家鶴喜そば」「日吉そば」などのそば店やパン店「西洋軒」など「石積み」にちなんだ商品も提供する菓子店、酒販店などが並び、生源寺境内には坂本の土産販売所や名物のそば処が設けられ、グルメを楽しむこともできる。

 「ときめく比叡山坂本」は文化庁認定の文化遺産を生かした地域振興事業の一環。和太鼓演奏や生け花ライブ、子どもオーケストラのほか、島原で10年間太夫を務めた濱三津夕子さんによる日本舞踊(23日)、大蔵流茂山忠三郎家による狂言(24日)も注目される。このほど次世代継承を目的として結成された、地域の中学生と大人の有志がペアで案内する「比叡山坂本観光ボランティアガイド」もデビューする。

 「京都よりも静かでいい。石積みが珍しいと思って来てみたが良かった。滋賀の人も知らないのでは」と神奈川から観光で訪れた女性。紅葉はまだこれからだが、カメラ片手に散策を楽しむ光景が随所に見られる。

 同観光協会事務局長の石川寿夫さんは「坂本の文化の普及啓発を目的とした『ときめく比叡山坂本』の事業と恒例の『紅葉の坂本石積みの里めぐり』。次世代継承にも力を入れ、ボランティアガイドの育成や『芸能ステージ』として地元の学校や団体・個人に光を当てた。ぜひ紅葉とともに楽しんでいただければ」と来場を呼び掛ける。

 開催時間は、「石積みの里めぐり」=9時30分~16時30分、「ときめく比叡山坂本」=10時~16時(茶会・里坊特別拝観は15時まで)。観光ガイドは生源寺境内の総合案内所で受け付ける。問い合わせは同協会(TEL 077-578-6565)まで。

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