滋賀レイクスターズ主催の「アリーナ感謝祭」が5月14日、ウカルちゃんアリーナ(大津市におの浜)で開催された。
連勝で幕を閉じたシーズンの勢いそのままに、会場に集まったブースターは例年の倍となる約400人。フリースローゲームや写真撮影、選手によるパフォーマンスなどを楽しんだ。
5月6日、ウイングアリーナ刈谷で行われたシーホース三河戦に勝利しB1リーグ残留を決めたレイクスターズ。中盤に11連敗を喫し、一時は18チーム中最下位だったが、終盤に巻き返し6連勝でシーズンを終えた。
ホーム戦はもちろんアウェー戦にも足を運び、年間28試合を観戦したという間渕晋輔さんは「他のスポーツとは違い、会場の一体感があるところがバスケ観戦の醍醐味(だいごみ)。声を出して応援するのが楽しい」と話す。最も印象に残っている試合は残留を決めた三河戦。「アウェーに300人ほどの滋賀ブースターが集まり、みんなの声が一つになってホームのような雰囲気を出せた」と振り返る。
レイクスターズの遠山向人ヘッドコーチは「滋賀のブースターは世界一。大変なシーズンだったが、選手の頑張りと皆さんの声援のおかげで、笑顔で終えることができた」と話す。ブースター投票により年間MVPに選ばれたジュリアン・マブンガ選手は「いい時も悪い時も私たちのそばにいて応援してくれてありがとう。皆さんの応援がなければ、シーズン後半の追い上げもなかったと思う」とブースターへの感謝を述べた。
家族で来場している人も多く、選手と一緒にフリースローを楽しんでいた岡井理桜ちゃん(6)は「諦めずに頑張っているところが好き」と笑顔で話す。家族で11試合観戦したという佐野志保さんは「ファンと選手の距離が近いのがいいです。来季も今の勢いを持続してほしい」とエールを送る。