パン店「Boulangerie BECK(ブーランジェリー ベック)」が4月13日、守山市水保町にオープンした。
店主の八木俊樹さんは京都のパン店で15年働き、独立した。八木さんは「滋賀には週末に遊びに来ていた。店舗を探している時に縁があって、この町に開店することになった。静かで住みやすい町だと感じる」と話す。接客を担当する八木さんの妻、翔子さんは「一緒にお店を開きたいと10年以上思い続けていた夢がやっとかなった」と話す。来客への感謝の気持ちを込めて店名を「BECK(おじぎ)」と命名した。
4月の開店時には連日多くの客が来店し、朝に準備したパンが1時間ほどで売り切れた。八木さんは「始めの1週間はパンを焼いて並べたらすぐに売り切れた。最近になって、やっとお客さんと話ができる余裕ができた。少しずつこの町に溶け込めていると感じている」と話す。
山形食パン(324円)は、国産の小麦とバターを使い、2~3日後でもモチモチした食感を保てるようにした。翔子さんは「お客さんに『ここの食パンだと子どもが耳まで食べてくれる』と言ってもらえたことがうれしかった」と話す。
守山市から来た女性は「近くにパン店ができてうれしい。家族の皆が気に入っていて、夫が出勤前に、子どもが下校時に買いに来ることも」と話す。
八木さんは「毎日来ても飽きないパン店を目指して、季節の商品や新商品を作っていきたい。この町の『日常』になりたい」と話す。
営業時間は7時30分~17時。日曜・月曜定休。