琵琶湖博物館(草津市下物町)が7月17日、動画「トンネル水槽をゆったり泳ぐ魚たち」を公式ユーチューブチャンネルで公開した。
同館は湖をメインにした博物館で、淡水生物や琵琶湖の自然などについて展示している。新型コロナウイルスの影響で2月28日から休館し、6月2日から再開したが、入場者数を400人に限定。超えた場合は入場制限をしていることから、週末は混雑し、入場までに4時間待ちになることもある。
「来館できない人にも琵琶湖博物館を知ってもらいたい」と水族展示の一つである「トンネル水槽」を撮影した1時間46分の動画に音楽を付け、自宅で勉強や仕事をしながら博物館にいる気分を味わえる動画を作成した。トンネル水槽内にはコイやフナ、ナマズ、琵琶湖の固有種であるビワマスなど9種類の淡水魚が泳いでいる。番外編としてスタッフがミトンを手にはめ、水槽の掃除をする姿を撮影した「お掃除中」も公開している。
同館広報担当の福井ゆめさんは「琵琶博といえばトンネル水槽。琵琶湖の底にいるような体験ができる。生き物が泳ぐ姿を心行くまで眺めてひとときの癒やしを感じていただき、新型コロナウイルスが落ち着いた時には、実際に見に来ていただければ」と呼び掛ける。
今後は「琵琶湖のコアユ」や「渓流にすむ魚」「内湖・ヨシ原にすむ魚たち」などほかの水槽の動画を公開する予定。