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大津の高校生がイベント企画・プロモーション実務体験 「責任感と達成感を」

イベント企画やプロモーションの実務体験をする大津商業高校の生徒とウエストのスタッフ

イベント企画やプロモーションの実務体験をする大津商業高校の生徒とウエストのスタッフ

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 大津商業高校(大津市御陵町)で7月30日、「ウェブマーケティングとイベント企画について」の2回目の講座が行われた。

ウェブマーケティングについての講義を聞く大津商業高校の生徒

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 「ビジネスインキュベーション講座」を選択した3年生12人が参加した。同講座では2015(平成27)年から、生徒が「商品開発班」「思いやりビジネス班」「イベントビジネス班」から選んだテーマに沿って、実際の商品開発や介護旅行の企画・運営など実務を体験している。ウエスト(近江八幡市鷹飼町南)が毎年インターンシップで生徒を受け入れていることから、同社と連携して講座を実施することとなった。

 1回目の6月15日にウエストの片山幸博さんが「ターゲットを絞り込んだウェブマーケティングとイベント展開」について講義。マーケティングの基本的な知識から、これから生まれる仕事、無くなる仕事など世の中全体の流れについて解説した。同社は「滋賀県在住の子育て世代」にターゲットを絞った情報サイト「シガマンマ」やイベント「ママベビーフェスタ」を運営している。生徒は2チームに分かれ、「シガマンマ」の記事を作成する課題と「ママベビーフェスタ」の撮影ブースをデザイン演出する課題を与えられた。

 2回目となった7月30日は、「ウェブプロモーションチーム」は課題として提出した記事の修正や、インスタグラムに配信する画像の作成をした。今後は「ママベビーフェスタ」のウェブ告知の実務を体験する予定。大津商業高校の教諭、松木洋之さんは「今までもインターネットビジネスについて学習してきたが、学んだことをビジネスシーンで生かすことができるか実践する場がなく困っていたが、実際に記事の作成などウェブプロモーションの仕組みや効果を体験することができた。難しさややりがいを感じてほしい」と話す。

 「撮影ブース演出チーム」は考えたデザインを実現することが可能か試すために2分の1サイズで実際に作成することになった。生徒がデザインした撮影ブースは10月に開催予定の「ママベビーフェスタ」で実際に使われ、生徒がスタッフとして参加する。松木さんは「イベントの企画・プロモーションから当日運営まで主体となることで責任感を養い、チームで取り組むことの重要性や達成感などを学んでほしい」と話す。

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